「傾聴しお客様の気持ちに寄り添う」:ルート会計事務所 徳村社長インタビュー
お客様の目線で考えるために
ーーまず、これまでのご経歴を教えてください。
独立する前は、二箇所の税理士法人に勤めていました。
そこでは医療や製造、小売り、公益法人などの業種を担当し、さまざまな経営体系を学びます。
また税金の手続きだけでなく、会社の経営計画を立てたり、予算の管理、銀行からお金を借りるためのアドバイスもしていました。
そうして七年間の経験を積んだ後、独立に踏み切りましたね。
ーー独立を決意した理由はなんですか?
経営者としてお客様と向き合いたいという思いが強くなったからです。
勤めていた頃に赤字企業に対して人件費削減の提案を行ったとき、ある社長から「払う側の気持ちはわからないだろう」と言われ、その言葉がとても心に残りました。
そのとき、経営者としての立場がなければ、説得力を持ったアドバイスができないのではないかと感じたんです。
それが、自分自身で事務所を立ち上げ、経営者としてお客様に対応しようと決意したきっかけになります。
ーー経営をする中でどのようなときに喜びを感じますか?
お客様からの紹介が増えたときが一番の喜びです。
担当したお客様が「先生にお願いして良かった」と言って、別のお客様を紹介してくださることがあるんです。
また社員自身がそのような紹介をもらってくると、彼らの成長と努力が認められたと感じるため、さらに嬉しい瞬間になりますよ。
ーー逆に、苦しかった経験はありますか?
お客様の期待に応えられなかったときです。
税理士事務所も、経営に関する課題や資金繰り、人材の雇用といった他の企業と同じような問題に直面することがあります。
そのため、お客様の気持ちに寄り添いながら対応していますが、どうしてもお役に立てないときはやりきれない気持ちになりますね。
ただ、そのような経験を通して自分たちも学び、次により良い提案やサポートができるように常に努力を重ねています。
自分の知識をお客様に還元する
ーー社員に対してどのような期待をされますか?
一番大切なのは、お客様とコミュニケーションがしっかり取れることです。
単に税務処理をこなすだけでなく、お客様の悩みを理解し、その問題を一緒に解決していく力が求められます。
また私たちは物を売るビジネスではなく、知識を提供する仕事になるので常に学び続け、自分のスキルを高めていく姿勢が必要です。
そうして得た知識をお客様に還元し、お客様がさらに成長していくサポートをしてほしいと思っています。
ーー仕事をする上で大切にしていることは?
一番大切にしているのは「傾聴すること」で、私たちの理念には「感動共有」という言葉があります。
これは喜びや感動だけでなく、抱える苦しみや困難も一緒に共有し、最善の解決策を見つけていこうという意味です。
お客様の気持ちを丁寧に聞き、共に歩むことが、私たちの仕事の基本だと思っています。
お客様同士の橋渡しになりたい
ーー今後のビジョンを教えてください。
お客様同士を繋げられる事務所でありたいと思っています。
「ルート会計事務所が紹介してくれるから安心できる」という信頼を築き、お客様から真っ先に相談相手として思い出してもらえるような存在になりたいです。
最終的には、お客様同士の事業が協力し合えるような橋渡しをしていきたいと考えていますよ。
ーー社長として目標はありますか?
創業から10年が経ち、数値的な目標は達成することができました。
これからは、社員がもっと働きやすい環境を整えることを目指しています。
事務所に所属する全ての人が快適に仕事ができるよう、まわりの声に耳を傾け、臨機応変に反映していきたいです。
ーー最後に、求職者の方へメッセージをお願いします。
私たちの事務所は、とても柔軟性が高い環境です。
自分が「こうしたい」「こういう形でお客様と取り組みたい」といった意見を、しっかりもってきていただければ、それを実現できる場だと思います。
規模は小さい事務所ですが、その分、要望が通りやすくて風通しの良い職場です。
新しいアイデアや意見を積極的に出して、共に成長していきましょう。
最後に
徳村社長のお話を伺い、ご自身の経験から、お客様の気持ちを大切にしながら仕事をしたいという思いがとても伝わってきました。
お客様とコミュニケーションをとることが好きで、日々、自己成長していきたい方には最適な職場だと思います。
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