No14 Temperance 節制 混ぜて混ぜて冷やして固めて、そしたら・・・
今回は「節制」について
書いてみたいと思います。
これも大アルカナで説明が難しいカード、
ベスト3に入るでしょう。
なぜならこのカードの
持つイメージは、
「一言では語れない」
たくさんの意味があるからです。
天使のような姿の人物が、
両手に壺を持ち、
水辺で中に入った液体を、
混ぜ合わせているという
何とも意味深なカードです。
片方がワインで
片方が水なのだそうです。
そこで一方の要素が
「強くなり過ぎないよう」
中庸にする、中和するという
意味があります。
しかもワインと水は、
両極端なものを意味していて、
それを混ぜ合わせるのが
ポイントです。
さらに節制というくらいなので、
節度を守る、度こ越さない、
という意味もあります。
意味も多く、曖昧で、
中途半端でどっちつかず、
ハッキリさせようとしない、
意味であることもあり、
占いに来られて、
何かをハッキリしたい!と
思っている方には、
なかなか納得いただけない
カードとなります( ;∀;)
例えば性格が正反対のカップルがいて、
何をやるにも意見が合わず、
喧嘩ばかり。
何とかならないものでしょうか?
という時にこのカードが出たら、
お2人のその主張を、
互いに妥協して譲り合う
節度ある対応をする
か、
どちらかの意見を
押し通そうとするのではなく、
その両方を混ぜ合わせ、
化学反応を起こし?
すごい答え、
例えばあれもこれも
どっちもやる(選ぶ)!
ということにする、
という意味になります。
しかし実際に、
そんなことできるわけがない、
と思っていたが、
やってみたら、
予想外に可能だった、
案外や良かった、
そういう新しい発見、
ブレイクスルーが起きる
可能性を示しているのが
節制のカードでもあります。
だから、
お2人の意見を、
混ぜ合わせてみたら?
とお伝えするのですが、
そう簡単には
納得されません( ;∀;)
そしてこのように、
説明が長くなる、
厄介なカードでもあるのです。
どのようにお伝えしたら、
端的にご納得いただけるか、
腕(口)を試される1枚です。
混ぜて混ぜて、
冷やして(クールダウン)、
固めて(地に足のついて)、
みたらあら意外にも、
いいものができちゃった!
りするかもしれません。
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
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