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建築的に行きたい神社の話

 趣味で日本建築史の本をアレコレと読んで、国内旅行のテーマにしてたことがありまして、最近は他県に赴くことがなかなか出来ませんが久し振りに自分が参拝したい神社の話をします。建築としても本殿が国宝指定を受けている三社をご紹介します。

●仁科神明宮(長野県大町市)

 松本市から北へ抜けて行ったところにある仁科神明宮です。森の中にある雰囲気の良い境内で神聖さを感じます。

 本殿【国宝】は桁行三間、梁間二間、桧皮葺。伊勢神宮の本殿の形式に分類される神明造という建築様式で、こちらの本殿は江戸時代初期の遺構として貴重。

●大笹原神社(滋賀県野洲市)

 滋賀県野洲市の林の中にある小さな神社で、鏡餅発祥の由来があるようです。

 本殿【国宝】は室町時代の1414年に建てられたもので三間社入母屋造、桧皮葺。あまり近くで参拝することは出来ないが、細部に渡る彫刻が素晴らしい。

●神魂神社(島根県松江市)

 松江市街を南へ行ったところにある神魂神社。石段を登ると広がる光景は圧巻。

 本殿【国宝】は1583年の建物で、桁行二間、梁間二間、桧皮葺。出雲大社の本殿の形式の流れを組む大社造という建築様式で、現存最古の大社造建築として貴重。
 何よりも近くで参拝出来ることが嬉しい。

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