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これくふて茶のめ

●第2回公開交換日記スタート

 さいとうさん(@saito_desu_maru)との第2回公開交換日記が始まってワクワクの今日この頃です。5記事ずつ全10回、今回は先攻がさいとうさんで後攻を私、4seasonでお送りします。

 先のさいとうさんの記事では、さいとうさんと私のリモートコミュニケーションのひとつとして「だし巻き玉子報告会」というものが取り上げられておりました。
 共通の楽しみを見つけることも大事ですが、新たな共通の楽しみを作ることも日常を楽しむコツなのかもしれないと思います。

●楽しむコツってなんだろう

 自然と出来てしまう人もいるかもしれませんが、結構「楽しむ」ってコツがいるんですよね。その楽しむコツの1つに感情の共有があると思います。

 私とさいとうさんの共通テーマを挙げるとしたら「食」というキーワードは切っても切り離せないものとなります。ですので「食」という切り口から考えてみます。
 そこで以前、NHKで人間が「美味しい」と感じる能力についての放送がありました。その中に

「自分の舌や嗅覚で直接感じるおいしさ」よりも、「人から与えられる情報で感じるおいしさ」の方を強く感じるという、じつに不思議な能力が備わっている

という実に興味深い研究の内容が示されていました。このことは食事を取りその美味しいという感情が共有されることにより、さらに美味しく感じるということを示唆しています。また、このことは誰と食べるか、誰と飲むかといった事が重要であると考えることも出来ます。
 つまり、適したパートナーと食事を共にし、美味しいという感情を共有することは「食」を楽しむコツの1つと言えると思います。現代においてはリモート飲み会やお茶会といったことも出来ますがそれらは人間の認識の仕方というものの観点から見ても理にかなっていると考えられます。
 そういったことを意識してこの日常というものを見てみるとまた違って見えるかもしれませんし、楽しむことが出来るのかもしれません。

●コーヒーが繋ぐ。日本酒が繋ぐ?

 前回の公開交換日記の記事でも取り上げたのですが、さいとうさんに教えてもらい、コーヒーをドリップすることを覚えました。しばらくティファールのポットから直接ドリッパーに注いでいたのですが、やりにくかったのでドリップ用のポットも買い、ちょっとずつ進化しております。取り扱いの不慣れなコーヒー豆に関しても少しずつ少しずつ慣れてきております。それだけさいとうさんのおかげで、コーヒー豆の香りを楽しむことが出来るようになりましたし、日常がグレードアップしたのです。
 DIYの楽しさと言うか下手の横好きと言うかは議論の別れるところですが、憧れだったfire kingのマグカップが活躍するようになったのも嬉しいポイントです。
 多分私とさいとうさんに共通しているのは江戸時代の禅画の仙厓作『一円相画賛』(出光美術館蔵)の「これくふて茶のめ」という精神なのかもしれません。

 饅頭に見立てた○を描きシンプルにこれを食べてお茶を飲みなさいという相手をお持て成しする気持ちがお互いにあるのかもしれません。多分その気持ちも日常を楽しむコツなのかもしれませんね。
 そのコーヒーのお返しとして、学生時代に居酒屋でバイトしていた身としてはお酒の楽しみでお返し出来ればと思いますがそれはまたの機会に書きましょう。とりあえず美味しい日本酒を揃えて準備しておきます。

●おわりに

#おうち時間を工夫で楽しく  ということを念頭に書いたつもりでしたが、話が逸れてしまいましたね。でも日常を楽しむことって凄いことでもダイナミックなことでもなくて些細なことを楽しむことにヒントがあるような気がします。
 今回はこのあたりでさいとうさんにお返ししたいと思います。

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