京都人が京都で一泊二日旅してみた
私事ですが、1月に入籍をしておりまして、そのお祝いとして友人からカタログギフトを頂きました。
そのカタログギフトは乗馬やスキューバダイビング、料理教室といった体験型のプランを選べるものでして、その中にホテル宿泊があったので京都市のホテルに泊まってみようということになりました。
考えてみたら京都市に在住していますが、京都市のホテルに泊まったことが無いので「これは京都旅行だ!」と意気込んで週末に行ってきました。
島原をぶらりと歩く
島原はJR山陰線の丹波口駅の南東に広がるエリアで京都の花街のひとつです。花街は舞妓や藝妓、娼妓がいるような街といえば分かりやすいかと思われます。(現在、娼妓はいません)。
島原大門
島原の東の入口にあたる門で今のものは1867年(慶応3年)建てらてたものです。周囲を塀と堀で囲み大門を一か所設ける構成は江戸の吉原や大阪の新町と同様だそうです。隔離されたエリアということも出来そうですが、時代によっては出入りが自由だったとも言われています。
角屋
角屋(すみや)です。建物が国の重要文化財に指定されています。揚屋という形態で、現代っぽく言うと昔の宴会場のある飲食店です。そもそも花街の店のシステムをざっくり説明すると
という分類が出来ます。ここはその中で揚屋という形態でして、お客さんはこの揚屋にやってきて、置屋から舞妓・藝妓を派遣してもらい、揚屋で宴会をして遊びます。時期によっては内部の見学やイベントも行われているそうなので興味関心のある方は訪れてみると面白いと思います。
輪違屋
輪違屋です。安政4年(1857年)に建てられた建物は京都市の指定文化財に指定されています。ここは現役の置屋兼お茶屋として営業をしています。所謂「一見さんお断り」なので、何らかのコネクションが必要となります。ただし、一般に向けてごくたまにイベントがあるみたいです。そういった機会に入れたら嬉しいですね
KBL THE GARAGE
歩いて汗をかいて喉が乾いたのでクラフトビールを飲みにやってきました。七条高瀬川に京都ビアラボという京都のクラフトビールのブルワリーがあるのですが、その2号店が近くにあるということで行ってきました。
店内の前面はその名の通りガレージのようなタップルームです。
奥が醸造スペースになっています。七条高瀬川の方はタンク2つだった記憶があるので、こちらは規模の大きい醸造設備みたいです。
パイントでいただきました。タップはハウスビール2種とゲストビール8種。あと缶で各地方のクラフトビールを味わうことが出来ます。
焼きそら豆やフライドポテトなどなどフードも充実していました。
京都嵐山ブルワリー(ホテルエミオン京都内)
京都のクラフトビールのハシゴ。こちらも河原町三条に店舗兼醸造所を構えていて、2号店がホテルエミオン京都の1階にあります。
その土地で作られたものをその土地で味わうのって贅沢ですよね。
河岸ホテル
ホテルエミオンとKBL GARAGEの間にある河岸ホテルに今日は止まります。アーティストのアトリエだったりアパートだったりホステルだったりホテルだったり、色々が詰まったホテルでした。
チェックイン時にアート作品5種類の中から1つを選ぶことが出来ます。選んだアート作品をスタッフさんが運んできてゲストルームに飾ってくれます。このアート作品、街中の落書きか何かでよく見るキャラクターですね。確か。
部屋は広々。元々隣接する京都中央卸売市場の倉庫だった建物だそうでコンクリート打ち放しです。
ベットも広々。設備もキレイで満足のいく宿でした。
地味に凄く良かったのがBluetoothスピーカーが置いてあったこと。基本家にいる時は音楽を流しているので、これは嬉しかった。
焼肉の文屋
晩ごはんはホテルから歩いて数分のとこにある焼肉屋さんに行きました。居住地を旅すると交通費がかからないので贅沢出来ます。当日に電話で予約して行きましたが結構人気店らしく賑わっていました。
厚切りのタンが名物らしく厚切りタン二種盛りをオーダー。
たまらなく美味しかったです。
4種盛りもオーダー。これはビールが進みました。
ユッケももちろん。旅は財布の紐が緩みますね。梅小路京都西駅〜丹波口のエリアは未開拓だったので今回の旅で色々リサーチできました。宿へ帰って就寝。
志津屋七条店
ホテルの周りには市場で働く人向けのお店があってマグロ丼を楽しみにしていたのですが、根本的に日曜日は定休日なので朝早くから営業しているお店は尽く休みでした。ということで駅前の志津屋さんへ。
考えたら志津屋は京都ローカルのパン屋さんなので旅としてはOK。モーニングセットとカルネも忘れずに。
おわりに
片道30分の旅行、楽しかったです。特に普段ほとんど行くことの無いエリアを散策出来たし、普段とは違った目線で京都を見つめることが出来ました。地元って知ってるようで知らないことも多いのでこれはこれで面白いと思いました。