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社労士亀岡の労務サロン
2021年5月13日 18:41
今回は、内定取消が認められるか否かに関するお話です。1 労働契約が成立している内定なのか 内定取消とは言うものの、そもそも労働契約が成立していない場合には、成立した契約を破棄する話にはならないわけです。そこで、契約が成立したと言える内定なのかを見る必要があります。基本的な考え方としましては、求職者の申込みに対し、企業の承諾にあたると位置づけられる内定通知の場合には、その内定は労働契約
2021年3月25日 18:21
今回は、従業員が退職の意思表示をした、あるいは、企業が退職届を出してと言ったパターンの退職の取り扱いについての話です。1 自主的な退職か解雇かの例【事例1=株式会社丸一商店事件・大阪地判平10.10.30労判750号29頁】企業(被告)の言動 「新しい事務員も雇ったことだし、残業をやめてくれ。残業をつけるのならその分ボーナスから差し引く」「来月から残業代は支払えない。残業を付けない
2021年2月12日 18:06
今回取り上げるのは、解雇の話です。パワハラの事案が多い昨今ですが、相変わらず解雇のトラブルも多発しております。今回は、解雇の中でも、スカウトしたにも関わらず能力がなかった従業員に対してのものです。いざ、働かせてみないとわからないだけに、どう扱っていいのか迷うところです。1 どのようなケースで問題になるか スカウト、いわゆる一定の能力を買って採用した。俗にいうヘッドハンティングした場合などは