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ファミ通の記事を読んで気になった、4月23日に発売される『百英雄伝』について。原点となる『幻想水滸伝』の系譜を継ぐ名作の予感が

ファミ通の記事を読んで気になってしまったRPG『百英雄伝』。

以下がその記事ですが、なかなか熱い内容なのでゲームを買おうかなと考えている方は読んでおきましょう。

……それから大事なことなので2回言います。

リリース初日からXbox Game Passで遊べる
リリース初日からXbox Game Passで遊べる

ゲーパスで前日譚となる『百英雄伝 Rising』を見掛けて気になってはいたのですが、本編が発売されることもあり、これを機にどちらも遊んでみようと思っています(ちなみにSteamでのレビューは「非常に好評」です)。

……しかしながら、ネットで色々と調べてみると「百英雄伝 炎上」というワードが飛び交い何やら不穏な動きに。

どうやらシステム周りの件で揉めているらしく、「オールドスタイルで不便」やら「ファストトラベルがない」やら「戦闘の展開が遅い」やらで、大手メディアからも酷評されたんだとか。

タイパ重視の現代では「古臭いゲーム」との印象が強いようですね……なかなか厳しい。

また、Switch版のアーリーアクセスでは最適化不足の声が上がり、急いで修正パッチが配布されるなど、慌ただしい感じがこちらにも伝わって来ます。

この辺りをどこまで修正できるかは制作会社の腕の見せ所ですが、リリース4日で配信を中止した『The Day Before』のように「遊べない」ほどの不具合ではなさそうなので、あまり心配し過ぎるのも良くないかなと。

……「古臭いゲーム」だと酷評されている件では、実際に遊んでみないと分からないといったところ。

こうしたレビューに振り回されたくないため、あくまで「参考意見」に留めておくのが健全かと思います(私はおじさんゲーマーなので、ある程度の不便さは慣れてますしね)。

『幻想水滸伝』の生みの親、村山吉隆氏の最後の作品

6分で分かる!『百英雄伝』魅力紹介トレーラー

『百英雄伝』はゲーム史に残る傑作『幻想水滸伝』の開発に携わったクリエイターたちが多く関わっています。

その中心となるのは、脚本およびゲームデザインを手掛けた村山吉隆氏です。

残念ながら、村山氏は2024年2月6日に急逝。

このことは業界にも衝撃を与え、『幻想水滸伝』のファンからも多くの惜しまれる声が制作会社に届きました。

つまり『百英雄伝』は村山氏にとって最後の作品となり、『幻想水滸伝Ⅰ、Ⅱ』の系譜を受け継いだ唯一無二の作品ということになります(3Dとなった『幻想水滸伝Ⅲ』以降は村山氏が降板しています)。

『幻想水滸伝Ⅰ、Ⅱ』を遊んだ方なら分かると思いますが、シナリオに関しては一級品の領域に達しているため、この点については『百英雄伝』に期待して良いかと思います。

またファミ通の記事にも書かれている通り、作り込みに関しても長く遊べるように設計されているため、世界観に浸れる時間も当然長くなりそうです。

望んでいた村山シナリオの群像劇であり、戦争のシステムがあり、ミニゲームがあり、ストーリーを進めるだけならまったく使わない膨大な仲間たちがいる。それだけでも満足できる作品でした。

https://www.famitsu.com/article/202404/2699

『幻想水滸伝』のファンは業界内でも非常に多く、今でもそのアイデアは後に生み出されたRPGに多大な影響を与えています。

『幻想水滸伝Ⅱ』の発売は1998年なので、およそ26年前の作品ということもあり、そりゃ~待ち焦がれたファンも感極まって泣くよなと。

その26年の穴を埋めるのに相応しい作品かどうか……そんな感じで私も『百英雄伝』を楽しみにしている一人ではあります。

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