【POP de 書評】クワイエットルームにようこそ/松尾スズキ
あらすじ
恋人との別れ話から、薬を過剰摂取してしまった明日香は、意識を失っているうちに精神病院の閉鎖病棟に強制入院させられてしまう。
わたしは「正常」なの、それとも「異常」なの?
逃げ場のない閉鎖空間を舞台に、くりひろげられる葛藤の世界。冒頭の衝撃的なシーンに始まり、不運に不運を重 ねていく明日香は、果たして絶望の淵に落ちてゆくのか。それとも……。
文芸誌『文學界』2005年7月号に一挙掲載され、第134回芥川賞候補にもノミ ネートされた話題作! 演出家、映画監督、俳優、作家と多ジャンルで刺激的な試みを続ける松尾スズキが 贈る「絶望と再生の物語」。
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