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貯金と投資

始めに

皆さんこんにちは、あらさーです!
今週は金曜日を除いて比較的最高気温が高く、過ごしやすい一週間でした。
見出しの写真は「駄目な隣人」というラーメン店の醤油ラーメンです。
前の日曜日に開店5分前に行ったのですが、既に10人以上列ができていて驚きました。食べ終わって11時半ごろに退店したのですが、その時も20人以上並んでいました。ラーメン以外に季節ごとの商品もあり、この冬は黒毛和牛せいろごはんが売っていました。美味しかったです。ちなみにラーメンは大盛無料で、写真に写っている生卵は何個でも無料です!!!
いやー食べ盛り(デブ)のあらさーには優しいサービスです。

さて、今回の記事では貯金と投資というテーマで私が考えていることを書いていこうと思います。

生活防衛資金と余剰資金

投資を始めるにあたり誰もが考えるのが、「いくら投資に回そうか」という問題です。これはもちろん本人の収入や家族構成など様々な要素を加味して決める必要がありますが、考え方の軸となるものの一つに、生活防衛資金があります。今現在職があり住まいがある方も、いつ何時自然災害や不況に見舞われてそれらを失うかは分かりません。そういった時のため最低限生きていける額の貯金は絶対に残しておく、というのが生活防衛資金であり、一般的には生活費の半年から1年分とされます。この値は単身、夫婦、子供の有無等で前後し、当然家族が多いほど多く見積もっておく必要があります。また、年齢が上がるにつれ職探しは困難になりますので、その補正も必要でしょう。

例えば私の場合は今年1月の出費が18.6万でしたので、1年分にすると約220万になります。アラサー単身のため見積りとしては1年分で十分ですが、保守的な性格のため1年半分は欲しいです。つまり330万ですね。これが"最低貯金額"になります。記事をご覧になられている方で、まだ生活防衛分の貯金がない方は、投資を始める前に家計の見直し(家計簿をつける、固定費を削る、浪費を抑える)を行い、貯金から始めましょう。
来年から新NISAが始まり、SNSや各種メディアで投資を促す声が大きくなることが予見されます。ですが、最低限の貯金が無い状態で投資を始めた場合、下げ相場での狼狽売りを始めとしたNG行動を取ってしまう可能性が高まります。心の余裕がなくなってしまうからですね。
極端な例ですが、貯金1000万の人が投資元本100万を80万に減らしても全然余裕でむしろ買い増しできますが、貯金50万の人だとそうはいかないと想像できると思います。

さて、ここまでで最低貯金額である生活防衛資金が見積れたので、続いて投資に回せる余剰資金について考えてみます。
「ん?生活防衛資金からの超過分が余剰資金なのでは?」
と思われるかもしれませんが、私は少し違った考えです。
先ほど生活防衛資金の計算の際にも書きましたが、年齢というファクターを加味すると、年々生活防衛資金の額は上がっていきます。20代の500万と、40代の500万では意味合いが違います。さらに物価上昇も加味するとより分かりやすいですね。仮に年齢によるリスク上昇率を1%/年とすると、日銀の物価上昇目標(2%/年)と合わせて3%/年になります。
私のケースで計算すると、10年後には330*1.03^10 = 443万になります。そのため、少なくとも年11万ほどは貯金しつつ、残りを投資に回すというのが"最もリスクを取った場合"です。すなわち、生活防衛資金の積立以外は投資にオールインというケースですね。例えばあなたが単身の20代・30代前半の場合はこれで良いと思います。
私のように保守的な方は、年齢のリスク上昇率を上げてみたり、貯金比率を徐々に上げる(つまり年齢のファクターを2重に計算に組み込む)等工夫してみてください。以下は一例となります。

〇モデルケース
・年齢 30歳
・現預金 330万
・1年あたりの収入ー支出 100万円
・年齢毎のリスク上昇率と投資資金比率
  30-40歳:リスク上昇率1%/年、余剰分の80%を投資
  41-50歳:リスク上昇率1.5%/年、余剰分の70%を投資
  51-55歳:リスク上昇率2%/年、余剰分の60%を投資
  56-65歳:リスク上昇率2.5%/年、余剰分の50%を投資

さて、上記のかなり保守的なモデルケースでは、63-64、64-65歳の二年間は貯金すべき額が100万をオーバーするため、投資に回すお金は0になります。その条件のもと計算した場合、65歳時点の貯金額は2433.9万、投資元本は1396.1万になります。これらの和はもちろん3830万(=330+100*35)です。
そしてこの約1400万の投資元本が新NISAのもと年利3%(低く見積もっています)で運用された場合、約2920万円になります。貯金と合わせて5350万ですね。一見十分に見えますが、年2%のインフレを加味すると、現在月18.6万の生活費は35年後には37.2万、85歳時点の55年後には55.3万円になっています。そこに現在かかっていない医療費等を入れると、、、まったく足りませんね。
上記シミュレーションでは新NISAの枠を使い切れていない、投資信託のリターンを低く見積もっている、毎年インフレ率2%になるのか等あるものの、投資0で貯金のみだと非常に厳しい老後になることがイメージできると思います。

終わりに

今回も記事を読んでいただいた方、はじめましての方、皆さんありがとうございます。良ければいいね押していただけると喜びます。

現状の年齢別人口構成や社会構造・政治の在り方を見るに、年金は遅かれ早かれなくなり、国の存続のために老人への各種補償を目減りさせていく未来が来ることは容易に想像できます。
そうした未来のために「守りの投資」を進めていく必要があると思います。

さて、今回は過去一で真面目な感じになってしましましたが、いかがだったでしょうか。大事なのは自分の状況に合わせて10年後、20年後の未来を客観的に見積もることです。楽観的に見ても難しい未来が見えている場合、それは既に破綻しているとみなし、出来るだけ早く状況を変える行動を取らなければなりません。ただし、気持ちだけは前向きに!
一緒にこつこつ頑張っていきましょう。

今回は難しいお話ばかりで疲れたので、次は趣味の記事にしようと思います笑

それでは!

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