#推薦図書 NO22 「恋愛寫眞 もうひとつの物語」

「恋愛寫眞 もうひとつの物語」市川拓司 (著)

異例の2度映画化された名作。恋愛小説の市川拓司さんは読み手に何かを残す作品を作る天才である。読んでる最中は純粋な恋愛小説として楽しめ、読んだ後は登場人物がどんな意図を持って行動したのか、発言したのかを考えさせられる。恋愛をした人こそ原作を読んで、映画版を見て欲しい。特に原作、ただ君を愛している、恋愛寫眞の順序がおすすめです。

カメラマン志望の大学生・瀬川誠人は、嘘つきでとても謎めいた女の子・里中静流と知り合う。誠人はかなりの奥手だったが、静流とは自然にうちとける。そして静流は誠人に写真を習うようになる。やがて誠人は静流に思いを告げられるが、誠人にはずっと好きな人がいて、その思いを受け取ることはできなかった。一年後、卒業を待たずに静流は姿を消した。嘘つきでしょっちゅう誠人をからかっていた静流だったが、最後の大きな嘘を誠人についたまま…。




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rough
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