【100%聴け】コーチングのやり方
はいどうも、こんにちは!有暇チャンネルのMaruです!
今回は、「コーチングの正しいやり方」についてお話しします!
音声で内容を聞きたい方はYouTubeでどうぞ!!
コーチングと聞くと、サッカーや野球など、スポーツのコーチを思い浮かべる人も多いと思います。
このようなイメージだと、コーチングは自分に関係ないと思ってしまいますが、実は私たちの身の周りでもコーチングは活用できるのです!
例えば、
✔会社の部下とのコミュニケーションで悩んでいる時
✔自分の子供のしつけに悩んでいる時
✔友達が何かに悩んでいる時
✔また自分自身が進む道に迷っている時など
コーチングによってこれらを解決できるかもしれません。
今挙げたような場面は誰でも一度は経験していると思います。
このような時に役立つコーチングについて今回は学んでいきましょう!
①コーチングとは何か
まずはそもそもコーチングとは何か、ということを説明していきます。
コーチングの定義:「会話によって相手の優れた能力を引き出しながら、前進をサポートし、自発的に行動することを促すコミュニケーションスキル」
この「自発的」と言うことがとても重要なポイントです。
この重要さを理解してもらうために、「コーチング」と似た言葉として、「ティーチング」を比較に出してみます。
「teach」とは「教える」という意味の英単語です。「teacher」とは「先生」のことですよね。
このティーチングとは、言葉の通り「物事を教える」という意味です。
ティーチングは教える側が、自分のノウハウや効率的なやり方を直接教えるので、結果がすぐに出やすい特徴があります。
しかし、教えられる側は、自分の力で答えにたどり着いたわけではないので、教える側に依存してしまう可能性があります。
自らで解決策を出す力はあまり育たないということです。
また、皆さんも子供の頃、親から勉強しろと言われて「今やろうと思っていたのに」と、やる気を削がれてしまったことがあると思います。
このように、人は他人から命令されたことにはやる気が起きにくいという性質があります。
たしかに、働き始めの新人の頃は、上司の指示を聞いて、エネルギッシュに行動できると思いますが、ずっとその状態だとやる気も出てこないものです。
人間のやる気のもとには「自己決定権」が関係していて、自らの意思で決めたことに対してやる気が湧くものです。
この自己決定をサポートするものが、コーチングです。
コーチングとは最初に説明したように「相手の能力を引き出しながら、自発的に行動することをサポートすること」です。
つまり、自分で考えて、自分で解決策を出すということです。
コーチはその手助けやアシストをするだけなので、自分の考えを与えると言ったことはしません。
コーチングでは、ティーチングと違って、すぐに結果が出ないことが多く、話し合いにも時間がかかります。
しかし、コーチングを通して、自分で考える力が身につくので、長期的に見ればその人の成長につながります。
以上でコーチングの「自発的に行動する」という部分の重要さが理解できたと思います。
最後にもう一度コーチングの定義をおさらいします。
コーチング:「会話によって相手の優れた能力を引き出しながら、前進をサポートし、自発的に行動することを促すコミュニケーションスキル」
②コーチングの大前提
続いて、コーチングの大前提を説明していきます。
コーチングの大前提:「答えは相手の中にある」
皆さんは友達に何かを相談された時、どうしても良い答えをしようとしていませんか?
最善の解決方法を自分が提案してあげること、つまり自分の有能さをアピールすることが目的になってしまいがちです。
先ほども述べましたが、人間は人から言われるとやる気が起きにくいものです。
たとえ、自分が提案しようとしていた方法を行うことになっても、相手自身が自分で「これをしよう!」相手の中から答えを出すサポートをする」と思った方が、やる気が出る場合が多いです。
ですので「相手の中から答えを出すサポートをする」ということを念頭に置きましょう!
③効果的なコーチングの手順
いよいよ、効果的なコーチングの手順について説明します。
その手順は5ステップに分かれています。
⑴目標を立てる
⑵現状の把握
⑶原因・背景の確認
⑷行動を起こすための選択肢を出す
⑸アドバイス・フォロー
これら一つずつ説明していきます。
ですがその前に、まずコーチングの構造について理解しましょう。
コーチングの構造:(なりたい状態)ー(現状)=取り組むべき行動
言い換えると「現状に何を足していけばなりたい状態になれるか」ということです。
この式を理解した上で、コーチングの5ステップを見ていきましょう。
効果的なコーチングのステップ⑴:目標を立てる
目標を立てる際は「長いスパンで見た長期目標」と、それより短い「中期目標・短期目標」をそれぞれ考えましょう。
ではこの目標を立てる際の注意点を二つ紹介します。
一つ目は、コーチが目標を立てないということです。
コーチが目標を立ててしまうと、コーチに依存してしまったり、なんとなくモチベーションが上がらないことがあります。
自分で考え、自分で目標を決めることが納得のいく結果につながります。
二つ目は、最初にコーチングのテーマを一緒に決めることです。
これから行うコーチングの中で何を明確にするかを最初に決めましょう。
そうしないと、闇雲に時間が過ぎるだけで、効果的な結果が期待できません。
相手が一体何を明確にしたいのか、ということを質問してみましょう。
効果的なコーチングのステップ⑵:現状の把握をする
現状の把握をすると、ステップ⑴で立てた目標とのギャップが見えてきます。
そのギャップを埋めるように行動すれば、目標に近づいていけます。
効果的なコーチングステップ⑶:原因・背景の確認
ここでは「本当の問題は何か」ということを探ります。
人は、悩んでいる時、原因や背景を自分でしっかり掴んでいないことが多いので、コーチは問題の本質を見極める必要があります。
ステップ⑴、⑵で分かった、目標と現状のギャップを引き起こしている理由や背景を聞きましょう。
この理由や背景を聞いていると、愚痴ばかりになってしまうことがあります。
だからといってコーチはそれを叱るような立場ではありません。
もし、だらだらと愚痴が続き話が前に進まないと思ったら「話の核心から逸れている気がしますけど、このまま話を続けますか?」と問いかけてみましょう。
あくまで決定権は相手に渡すのです。
愚痴は厄介な存在ではありますが、ある程度の愚痴を言うことで、気持ちの整理につながったり、コーチへの安心感が生まれることもあるので、聞く姿勢を忘れずに臨みましょう。
効果的なコーチングのステップ⑷:行動を起こすための選択肢を出す
ここでは目標と現状のギャップを埋めるための行動の選択肢をたくさんだし、その中からベストと思うものを選びましょう。
まずは、とにかく選択肢を出すことです。
重要ポイントとしては「実現可能かどうかは考えない」ということです。
こんなの無理だと思った選択肢も、他のものと掛け合わせたり、少しやり方を変えれば素晴らしいアイデアになる可能性があります。
コーチは無理だと思ったアイデアにも口を出してはいけません。とにかくアイデアをたくさん出してもらいましょう。
その次に、選択肢の中からベストはどれかを決めましょう。
この時のポイントとしては「使える資源は何かを考える」ということです。
資源とは、使えるお金、時間、情報、人脈、過去の成功体験など、目標達成のために使えるものです。
資源が見つからない場合は、それを見つけるために情報収集をしましょう。
この資源を明確にすることによって、行動が具体的になり、行動することへの難易度が下がります。
効果的なコーチングのステップ⑸:アドバイス・フォロー
まずはアドバイスについてです。
コーチングにおいて、指示や命令は行いませんが、アドバイスという形で意見を述べることは必要な場面もあります。
このアドバイスで注意する点は「自分の言いたいことを言うのではなく、相手の欲しがっている情報を伝える」ということです。
もし相手にアドバイスが必要と感じた場合には
「何かサポートできることはありますか?」や
「知りたい情報があったら聞いてください」と提案することがおすすめです。
続いてフォローについてです。
フォローとは「行動の意思の確認」と「力づけ」です。
例えば「いつまでに情報収集を行うか」と言ったことを質問し、行動の具体性をあげましょう。
また、もし行動が起こせなかった場合は、その原因や対処法について一緒に考えましょう。
以上が効果的なコーチングの5ステップです。
この手順を使いこなせれば、会社の部下の育成だったり、友達からの相談にも、効果的に対応できるはずです。
また、自分自身をコーチングすることにも使えるかなと個人的に思います。
何か悩みがあれば、自分自身に質問をして、解決の糸口を探しましょう。
これは誰もいなくてもできるのでおすすめです。
しかし自分だけで考えていると、どうしてもので、人に話すことも大切です。思考の癖や同じパターンの考えに行き着きやすいので、人に話すことも大切です。
☆まとめ
さて今回は「コーチングの正しいやり方」についてお話ししてきました。
最後に要点をおさらいして、明日からの自分の行動に取り入れてみましょう。
①コーチング:会話によって相手の優れた能力を引き出しながら、前進をサポートし、自発的に行動することを促すコミュニケーションスキル
自発的に行動してもらうこととが最重要です。コーチに依存しないように、相手主体で動いてもらえるサポートをしましょう。
②コーチングの大前提:答えは相手の中にある
人は他人に言われたことよりも、自分で決めたことを行う方がやる気が出やすいものです。
自分のやり方を押し付けるのではなく、相手の中の答えを探すサポートをしましょう。
③効果的なコーチングの手順
⑴目標を立てる
⑵現状の把握
⑶原因・背景の確認
⑷行動を起こすための選択肢を出す
⑸アドバイス・フォロー
コーチングの構造:(なりたい状態)ー(現状)=取り組むべき行動
兎にも角にも、相手が自分で答えを見つけらるようにサポートをしましょう。
今回は、コーチングの理論を理解していただきました。
しかし、理論だけ分かっていても、行うことはとても難しいものです。
自分が一番「良いな」と思ったものを日常で使ってみることをおすすめします。
偉そうにお勧めしましたが、やるかやらないかは皆さんが決めていただければ良いと思います。
これも結局はお勧めしてますね(笑)
何にせよ、皆さんの日常がよりよくなる一助になれば嬉しいです!
今回は以上でございます! ではまた!!
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