労働衛生コンサルタント口述試験の学習を進める上で「暗記効率を爆増させる」3つのポイント
私の場合、労働衛生コンサルタント試験は「筆記試験は免除で口述試験のみ」でしたし、さらに言えば今ほどネット上にも情報はなく、「受験生が実際に出題された問題を、ウェブ上に断片的に残していたもの」を参考にしつつ対策を立てていた、という状態でした。
ですので、今思えばかなり「遠回りの勉強」をしてしまっていたように思います。とりあえずは、上記のようなウェブ上の「口述試験の過去問」を自分なりに解いてみたり、労働衛生コンサルタントの筆記試験の過去問集を覚えたり、寝落ちしつつ『労働衛生のしおり』を通読する、といったことをやっていました。
もちろん、それも意味のない学習だとは言いませんが、効率面で言うとあまりおすすめできるものではなかったように思います。そこで今回は、その反省を踏まえて、労働衛生コンサルタント口述試験の学習を進める上で、押さえておくと「暗記効率が爆増する」3つのポイントについてお知らせしたいと思います。
ポイント1 「暗記ノート」作りは必須
私も最近、宅地建物取引士(宅建)の資格試験を受けたところですが、簡単なメモは残すことはあってもしっかりとした「暗記ノート」は作りませんでした。宅建の場合、四肢択一の問題ですので、法律の内容やひっかけで出されやすい数字などを覚えておけばいいので繰り返し問題を解く、といったことで乗り切れました。
ですが、労働衛生コンサルタントの口述試験の場合は異なります。一問一答の問題も出題されますが(「ストレスチェックは何次予防か?→1次予防」など)、大半は「◯◯について説明してください」といった形式です。
ですので、「内容を説明できるように」しておく必要があるわけです。と、なりますとある程度の文章量を覚えることになりますが、たとえば書籍などに掲載されている文章の言い回しを丸暗記するというのはなかなか難しいです。
少なくとも私は、他の方が書かれている文章の内容を丸暗記するのは無理です。とある漫才師の方が「自分の書いたネタは覚えられるけど、他人が書いたドラマの脚本は3行以上覚えられない」と言っていましたが、とても共感できました。やはり文章にはそれぞれ言い回しのクセなどがあり、「自分で書いた文章の方が覚えやすい」というのはあるのではないでしょうか。
ですので、問題・解答があったとしても、「自分の覚えやすい、説明しやすい文章にリライトする」という作業は必要だと思います。このために「暗記ノート」を作成することをしていただいたほうがいいと思います。
また、その「暗記ノート」は問題と解答がワンセットの「問題集」となるような形式で作っていきましょう。理想としては、試験まで残り1~2ヶ月程度を残した時点でこの「オリジナルの問題集」が完成し、「あとはゴリゴリ覚えていく」という状態です。
また、さらにこの「暗記ノート」作りでは次のようなことに留意してよろしいかと思います。
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