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Wikipediaこれ読んどけ 第01回「ググレカス」

Wikipediaの記事執筆者である私が、「これこそは読者の皆さんに読んでほしい」と思っている記事を勝手に連載ピックアップしていきます。

えっ。お前誰だ? まぁ一応、Wikipedia日本語版で「秀逸な記事」(FA、認定率0.01%未満) とか、その下のクラスの「良質な記事」(GA、認定率約0.1%) の選考に出入りしていて、きびしーーー審査基準に基づいて選考・投票している者です。ついでに自分自身で執筆した記事の中にも、FAないしGAに認定されたものがあります。

でも、百科事典のクセしてWikipediaっていい加減な情報も多いし、ちゃんとしてそうな記事ほど「TL;DR」(Too Long; Don't Read、長すぎて読まねーよ) だったりもする。そんな批判も真摯に受け止めつつ、皆さんにもっとWikipediaを好きになってもらおうとの野望を秘め、独自視点でオススメ記事を紹介していこうかと。

で、第1弾はこれ。「ググレカス」です。

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↑ググレカスさんの肖像画だそうだ (オリジナル画像リンク)

ネットスラングの「ggrks」。そうです。人に質問してないで、まずはGoogle検索ぐらいしろよ、という批判ワードでございます。

ところがどっこい。Wikipedia日本語版では、[[Wikipedia:削除された悪ふざけとナンセンス/ググレカス]] のページ名で、古代ローマの博物学者・思想家「ググレカス」さんの人物伝が書かれているのですよ。

これ、虚構新聞もビックリの架空ネタ記事なんです。全部ウソ、うそ、嘘。

にもかかわらず、2006年初版 (約1Kバイト) からどんどん加筆されていって、2020年6月時点で30KB弱にまで成長しています。

虚構新聞の社主さん、Wikipediaのググレカス執筆者をいますぐスカウトした方がいいですよ!! こんな貴重なホラ吹き人材はなかなかいない。

もちろん嘘っぱちなので、Wikipedia公式ページに掲載することはできず、さりとてこのユーモアセンスを削除してしまうのは惜しい、ってことで [[Wikipedia:削除された悪ふざけとナンセンス]] というカオスな空間に、ひっそりと格納されてます。

さて、初回はとてもふざけた記事を紹介しましたが、いかがでしたか? 次回以降はちゃんとした読みごたえある記事も取り上げますよ。緩急織り交ぜないとね。

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