Wikipediaこれ読んどけ 第02回「This Man」
This Manは、世界中の人々の夢の中に登場する、あぁアイツだ!って男の話。珍妙すぎるこのWikipedia記事、いったい日本語版では誰が執筆しているのか?
第1回では、Wikipediaにおける秀逸な記事 (FA) と良質な記事 (GA) について簡単に触れたが、FAやGAに認定されていなくても面白いWikipedia記事は結構ある。
が、「This Man」をはじめ、必ずと言っていいほど珍妙で味のある記事「だけを」翻訳立項しているWikipedia日本語編集者さんがいるのだ。あなた、いつもどうやってそんなネタ探してきてるの??と私は不思議でならない (本人にも質問してみたことがあるがナゾのまま)。
その名は、Csshow rさん。
この方の手掛けた記事が一覧化されているので、↑上のリンクをクリックしてチェックして欲しいのだが、その中でもいくつか注目記事をご紹介すると、
「I am Error」-- 任天堂ファミコン『リンクの冒険』の日本語版と英語版の間で起こった勘違い。
「ロバート・フランクリン・ストラウド」-- 極悪殺人犯が刑務所内で鳥類研究に勤しみ、著名な著述家となる。通称「アルカトラズの鳥男」はどこか憎めないキャラ。再現映画はアカデミー賞ノミネートに。
なんかはThis Manと一緒に読んでみてほしい。
基本的にCsshow rさんは英語版からの翻訳を手掛けているそうで、翻訳スキル向上を目指す人には、この方のような記事執筆スタイルはお手本になるかもしれない。
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