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【アイスランド&ロンドンちょろり旅1~十数年越しの夢の地へ~】
アイスランドに行ってみたい。と思い始めてから気づけば15年以上が経ってしまった。本格的に腰が重くなる前に行こう!と決心したのが去年の終わり頃。
本当は誰か一緒に行ってくれる旅の仲間が欲しかったけど、40過ぎて気づいたのは10年前と比べて格段に旅の仲間を見つけづらくなったこと。アラサーの頃は周りに独身が多いから多少の長い旅行に誘うのも声をかけやすいし、社会人になりたてでもないのでみんな資金面もほどほどに余裕があった。なによりこういうメジャーをやや外れた旅先に面白がって一緒に行ってくれる人が身近にもっといた気がする。早めに仲間を集めて行っておくんだったな~と思わなくもないところですが、これが行かない理由にはならないと割り切って一人で行くことにしました。若いみなさまにおかれましては、誘える友だちがいるうちにたくさん旅行に行かれた方がよろしいかと存じます。
今回の旅程は2024年8月11日~8月18日の6泊8日。往復どちらもロンドンのヒースロー空港で乗り継ぎ、航空会社はブリティッシュエアウェイズ。ちょうどお盆の時期なのですぐに席が埋まってしまうかも、と、はやばや1月に航空券を取得。出発まで8か月もあったので途中やや気持ちが中だるみもしつつ、念願のアイスランド旅行のはじまりはじまり~
2024年8月11日(日)
またコロナが激増していたタイミングだったので、出発の3週間前から暑さを我慢してマスク生活をして飲み会も外食もせずに大人しく大人しく過ごしてなんとかコロナから逃げ切って迎えた出発の日。
お盆なので激混みかと思ったけど、普通の混み具合の羽田空港第3ターミナル。時々えげつない行列になっているグローバルWi-Fiの受け取りカウンターも今日はがらがらですぐに受け取れた。今回お盆が長いから旅行者の出発日が分散しているとか?
前日にオンラインチェックインをするつもりでいたら、ブリティッシュエアウェイズのサイトが謎のサーバーダウンで果たせず。座席指定ができていない状態だったので気が急いて13:05発の便なのに9:15くらいに空港に着いてしまった。
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カウンター職員「空いているお席ですが、非常口が前のお席しかなく…」いいです全然いいです。非常口が前だと脚が伸ばせるのでむしろ大歓迎です。
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以前にヒースロー行きの飛行機に乗った時、スカンジナビア半島(ノルウェーやフィンランド)上空あたりを通った時にすんごいきれいなフィヨルドを見たのが忘れられない。紺色の海に氷と雪で真っ白な島が点々とあって、強烈に美しいのである。今日も見られるかもしれない、楽しみ~!
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羽田空港の出国審査は自動ゲート。手荷物検査を終えて、免税店ゾーンに出るとなんかホッとするもの。
今回心配で何回も調べた事柄がある。アメリカに行く時に取得が義務付けられているビザ免除システムの「ESTA」のヨーロッパバージョン「ETIAS」なるものが2025年から施行されるそうで、本当はもっと早く施行される予定だったものが延び延びになっているらしく、古い記事だと「2024年から施行」と書いてあるサイトもある。何、もう施行されているかもしれない?どっちだ??なぜこんなに心配をしているかというと、アメリカのESTA絡みで恐怖体験をしたことがあり・・・
それは10年前、南米ボリビアのウユニ塩湖に旅行に行った時のこと。一緒に行く友人たち2人と準備万端で成田空港のチェックインカウンターへ。
カウンター職員「みなさんESTAはお持ちですか?」
我々「?エスタってなんですか?」
すると職員の顔色が変わって、
「え!?ESTA持っていないと乗り継ぎのアメリカに入国できませんよ!?」
この時ESTAを完全に初耳だった我々。誰だ準備万端と言ったやつは。大焦りしながらその場で職員さんにネット申請の方法を教えてもらい、即時申請が通ったのでからくも飛行機に乗れた、という肝冷え案件があり・・・いろいろピンチな場面があったボリビア旅行だったけど、出国すらしていない時のこの件が一番肝冷えた。この時はすぐ申請が下りたけど、もし申請に数日かかるようなものだったら死んでた。今思い返してもぞっとする…個人手配だとそういう落とし穴があることを知った一件でありました。
そんなことが過去にあったので、今回も個人手配の上同行者もいないとなれば何か見落としていないか慎重にもなるというもの。というかボリビア旅行の時もガイドブックを読んだり行った人のブログを読んだり、出発までに集められる情報はなんでも集めたつもりだったのにまさかの初歩的なつまづきだったので、もうESTA的なやつはトラウマなのである。
でもやっぱりまだ施行されていなかったようである、なんにも言われず出国できたということは(外務省のホームページでも確認しているので当然なのだが。心配しすぎ)。
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しかしいつも不思議に思うんだけど、乗務員さんが「〇〇にご出発の△△様ー!間もなく出発します!」って手にボード持って駆け回っている光景、その行方不明のお客さんは何故にチェックインまではしているのに搭乗口にいないのだろうか。
水も今のうちに自販機で買っておこう。アイスランドでは水道水がそのまま飲めるそうだけど、乗り継ぎのロンドンではそうもいかないから。そういえばパリ出張時に500ml €0.49とかのえらい安いミネラルウォーターを「安い!」と思って買うと劇的にまずい時がある…まずいというかミネラルが豊富すぎてもはや塩水?みたいな硬水。スーパーで飲みやすい水を見つけたら出張者同士で「この水安くてまだマシな味だよ!」等の情報交換が欠かせないのである。
ついに搭乗。
機内放送で、アラスカ、グリーンランド、アイスランドの上通ってイギリスに着くと言っている。これ東に向かって飛ぶコースか!てっきり西に向かって飛んでいくのだと思っていた。だったらアイスランドにちょっと寄って降ろしてほしいですな。というかじゃあスカンジナビア半島の上通らないからフィヨルド見れないじゃん。。無念である。
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イギリスって入国カードあるかな?と思って日本人のCAさん(一人だけいた)に聞いたらないそうで。今回ヒースロー空港のトランジットが12時間もあるので、一回イギリスに入国手続きをして空港外のホテルに泊まるので緊張しているのである。
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機体後部のおやつコーナーを覗く。
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外が見えない!機内が暗くなっても機体後部の窓はずっと外が見えるのかと思っていたのに。手動でブラインドみたいなの下げるんじゃなく勝手に窓の色が黒っぽく変わって外が見えなくなった。最近の長距離便の機体はこうなんだろうか。アラスカとかグリーンランド見たかった。。
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ヒースロー空港に20:30到着。所要時間14時間半。夏のイギリスは21時前まではうっすら明るい。入国審査は自動ゲートが使えて、バゲージクレームを抜けたらすぐに外に出れてしまった。
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「トランジットするのでホテルに泊まります」って英語で言う心構えをしていたのだが、結局一言も喋らずにイギリスにとうちゃーく。バス乗り場は到着ロビー出てすぐの場所、ホテルに行く423バスは6番のりばと先にチェックしておいたのでそこで待つ。ちなみにロンドンのバスは停留所に人がいても手を上げないと停まらないとのこと。
来た!手を上げて止める!(ターミナル駅なのでそれやらなくても停まったかも)。
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ちなみにロンドンのバスや地下鉄はクレカのタッチ決済で乗れるという。何たる画期的合理的!でもほんとにそんなので乗れるのかしら、ドキドキ・・・
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乗れた!すごいなーこれは旅行者には大変有難い。車内アナウンスないし電光掲示板小さい。ストップボタンも音がささやかでちゃんと停まるのか不安だが、「次停まります」の時はBus stoppingと出る。
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2駅乗って下車。バス停がホテルの真ん前、これは良い立地。
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Thistle London Heathrow Terminal5は二階建てのホテルでかなり敷地面積が大きくものすごい数の部屋があるみたい。
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迷路みたいという口コミもあったけど、たしかに急いでる時にレセプションがどこか分からず右往左往しそう。出発する時は時間に余裕をもって出た方がベターでしょう。あと2階建てとはいえ空港近くのホテルにもかかわらずエレベーターがない謎仕様。スーツケースがあったらえんやこらと2階まで持って上がらないといけないのは結構大変では?でも宿泊料はロンドンにしては安い(素泊まり¥13058)。シャワー浴びられて清潔なシーツで一晩寝れればなんでもいい私にとっては大満足のスペックであった。ちなみに売店で売っている500mlの水£3.99(約770円)。羽田で¥130で買った自販機の水で今日明日をなんとかしのぐことを心に決める。
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行きの飛行機って全然寝られないのでさすがに超寝不足の感じ、緊張して眠りが浅いけどとりあえず4時間くらい寝られた。12時間空港のベンチで過ごすとか若い時ならやったかなー?無理無理今は絶対にできない。
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横になれるの本当に有難い~!
ふう、今のところ全部下調べ通りにこなせているぞ。まずは順調な旅の始まりと言っていいのでは。