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はちべいポエム69
ひとがとても楽しそうに浮かれている
自分だけが辛さを訴えて、まわりのひとたちのことが見えていない
理不尽なことを自分の正しさと勘違いしてまわりにまき散らす
何かのきっかけでひとに冷たく当たったり、あげくに無視したりする
ひとによって態度を変え、立場が変わるとこびてくる
本当に色々なひとがいますし、そういった場面に出くわすものです
どうしようもありませんが、これもひとなのです
もっと良くないのは
そんな人たちを見て、素直に喜べなかったり、痛い目に合えばいいと思ったり嫌いになってしまう自分の方です
わたしたちは、もう少し気を付けてほしい、気を使ってほしい、こうあってほしいとつい思い、その次に分からないなら懲らしめてあげよう、ギャフンと言わせてやろう
わたしが正しさというものを教えてあげようと考えてイライラし、面と向かって言えない相手には、冷たくあしらえば少しは反省するかしら、いやいやもっとがっちりと痛い目にあわせてやりたい、ずっと許さないし勘弁しないと相手を嫌悪します。
相手が決して悪くないとは言いません、ただ自分の気持ちの中に湧いてくるこの思いは自分にとって良くないと言いたいのです
この思いは、自分が五体満足であればあるほど強く自分自身を苦しめます
病気になって、老化を迎え、からだや自分を取り巻く環境が思うようにいかなくなればなるほどにひとの考え方はシンプルになっていきます
他人に対して細かい部分まで知らず知らずに要求していたものがなくなり、しっかりと生きてほしい、健康でいてほしい、みんな仲良く暮らしてほしいといったシンプルかつ自分以外のまわりを気遣った考え方に変わっていきます
ひとは、良くない想いは自然に起きてきますが、良い想いは気を付けて努力しなければ心の中に維持できません
今日一日をなるべく晴れやかに生きたいものです
八
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