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はちべいポエム55-5

(4)     志(こころざし)をもつ
おのれの正義の刀はふところに納め
まわりにとって良いことを正義とする
自らのふところには
他人ではなく自分を正すだけの刀をもつ
他人に正義の刀を向けてはいけない
謝る謙虚さをもてるひとでいたい
 
行き過ぎた相手に、ときには苦言を呈することも必要だろうが
基本的に争いごとはお互いにとって良い結果に結びつくことは少ない
自分の正義を主張し相手を裁くことはたとえそれが正しくとも、相手に
不快感を与え解決に至らないことが多いものです
自分が正しいものだと思い、他を裁いて認めさせたいと思うように
同じ思いを持った他人が周りにたくさんいるということを忘れずにいたい
それぞれが間違えたときには、自らの戒めに任せて己の足元にのみに
意識を払えるひとでありたい
われはひとなり、他人もひとなり、ひとはときに愚かなり
謝ることは自分自身の足元を正すことであり、すべて己のために行うこと
決して相手に負けることではなく、自分をさげすむことでもない
真に正しいこととは、自分の正しさを主張することではなく、自分の周りが
楽しそうに、幸せそうにしていることである
ひとが幸せそうにしているのを遠くから目を細めて見つめているひとであれ
正義の刀をふところに収め、生きざまは低くとも、志を高く構える姿こそ
本当の強さと心得よ
自らのふところには、正義の刀と優しき心をもって生きよ