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牛魯珈カレー
在宅の日。
お昼休みにお風呂に入ったので、昼は八百屋に行けず。
気づいたら夜。
お腹が空いた。
今日はもうスーパーで買い物と、洗い物と料理と、また洗い物をする余裕がないな。
よし、カレーを食べよう。
吉野家ののぼり(と、いうのだろうか?)で、しばらく気になっていた限定カレー。
気になった物事があったら、何事もできるだけすぐ行動した方がいい。
カロリーだとか節約だとかは置いといて、
今日はもうそれにしよう。
テイクアウトで頼んだところ、
店員さんが紅生姜と七味を袋に入れている。
カレーにもつけるのか?と気になりつつも、納得した。
開けてみると、牛丼とカレーが別に入っている。
なるほど、のぼり写真のワンプレートを想像していて少し面食らう。
とはいえ、カレーだ。
ドバドバと、迷うことなくぶっかける。
お味は……
ザ・スパイスカレー。
突き抜けるような辛さはあれど、そこまで持続するわけじゃなく、ちゃんと落ち着く。
スパイスカレーと聞いて、大多数がニュートラルに想像するようなスパイスカレー、だと思った。
あまり馴染みがない人でも、試せる味だ。
スパイス効果でぐんぐん食べ進められて、あっという間に完食した。
食べながら、ネット記事を漁ってみる。
すでに多くのレビュー記事が出ていて、村上春樹の文化的雪かき、という言葉を思い出す。
中には詳しく味や開発背景、自分の来店に至るエピソードが書かれているものもあったが、
ただ公式ホームページからの紹介文を引用して、自分が注文したカレーの写真があって、味の感想は美味しかった、程度しかないものもあった。
文化的雪かき。
誰が一体みたらし団子の直径なんか気にするんだろう、だがそういう情報が必要なんだ、自分がやらなくても誰かがやる。
そんなセリフだったかと思うが、昨今はもはや"文化的"すら取り払われてしまっているらしい。