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濡れマスクのお話
はじめに
新年早々、新型コロナウイルスに感染してしまい、その経過についてここ数日にわたって一言二言つぶやいてきた。本日ようやく医者の指示する療養期間が終わった。まだウイルスの排出は続いていると考えられるが感染リスクの高い期間はクリアしたことになる。
体調としては昨日まであった微熱、扁桃腺の腫れ感はなくなった。味覚・嗅覚を感じにくい状態は続いているし、咳もしつこい。一度咳き込むとなかなか治まらないのも相変わらず、仕事の再開を明日に控え咳き込み予防対策を試みる中で「濡れマスク」が効果があったのでご紹介する。
簡単濡れマスクとその効果
濡れマスクとはその名の通りマスクそのものが湿っている、もしくはマスクに濡れたフィルターなどが接着しているものである。もともと市販品で濡れマスクは存在するが、価格が高めであり、ドラッグストアやスーパーで見かけないことも多い。
咳を和らげるには喉の保湿が必要であり、水分を摂る、のど飴を舐める、部屋を加湿することが有効であるものの、ずっと水を飲み続ける、アメを舐め続けることは難しく、加湿は寝室ではカビの発生の可能性もある。
その点、濡れマスクなら時と場所を選ばず喉を加湿・保湿できる。今回簡易的な方法をいくつか試してみた。
①マスクそのものを濡らす
いちばんシンプルな方法。事実を言うと、これだけは実行していない。見た目に抵抗があるし、睡眠時では布団を濡らすおそれがある。
②マスクを二重にする(その1)
検索すると出てくる方法。2枚の不織布マスクを重ねてつけるのだが、その間に水で濡らしたティッシュペーパー、キッチンペーパー等を挟むというもの。
良い点 :濡れた紙が顔に直接触れない
濡れた紙が動きにくく固定されやすい
良くない点:重なっている部分が多く息苦しい
湿度効果が弱い
③マスクを二重にする(その2)
重ねるマスクの素材を変える。内側をガーゼマスク、または布マスクにする。内側のマスクそのものを湿らす。私の場合、外出時に試してみた。
良い点 :安定感がある
保湿力があり咳に効果あり
鼻水にも効果あり
良くない点:重い
重ねている分息苦しい
④マスクの中に濡らした紙を入れる
最後は不織布のマスクの中に濡らしたティッシュペーパーやキッチンペーパー等を入れる方法。口元を覆うサイズに折った紙を水で濡らし、私は口に張り付けてからマスクをつける。マスクをつけると案外と程良く紙が口から離れる。
良い点 :手軽に自家製濡れマスクにできる
保湿力があり咳に効果あり
鼻水にも効果あり
あまり息苦しくないので睡眠時もOK
良くない点:濡れた紙が顔に直接触れる
紙が動いてしまうことがある
注意すること
以上、濡れマスクについて試したことを書いていた。個人的には④がいちばんお手軽で効果もあり、この方法に落ち着いている。
注意点としては、
・そもそもマスクで息苦しさを感じやすい人、気分が悪くなりやすい人にはお勧めしない。
・鼻づまりがひどく、呼吸が苦しい時は使用しないこと。
・呼吸がしやすいよう濡らした紙は鼻の下、口周りを覆うこと。
・小さいお子さんや高齢者の使用は避けること。
咳を和らげるだけでなく、喉粘膜への異物の混入を防ぐ、口呼吸を抑制し鼻呼吸を促すという効果も期待できる濡れマスク。公共交通機関の利用や仕事、授業など咳が気になる時と場所のお助けグッズになると思う。
使用感の感想はあくまで個人的なものではあるが、何かしらのお役に立てれば幸いである。