焼き立てパンのある暮らしを始めてみたら、良いことづくしだった。
みなさん、おはようございます。
自分に優しくなれる朝ノートと
自分に優しい朝ごはんレシピのリケコです。
パンレシピのYouTube動画にこんなコメントをよくいただきます。
いいねが1000件を超えています・・・
『手作りとか憧れるけど、めんどう』
『時間に余裕のある人しかできないでしょ』
そんな思いを抱いてる方が、多いのだと思います。
かくいう私も、その1人でした。
会社員時代は朝、会社から徒歩2分のセブンイレブンでシュークリームを買い、職場で食べる。昼もセブンイレブンへ行き親子丼を買う。夜は簡単な一品をフライパンひとつで作り布団にバタンキュー的な余裕ゼロ生活を送っていました。
今日の朝ノートでは、憧れるけど続かないときの打開策や、大きく暮らしを変えてくれたパン作りの魅力なんかについてお話ししたいと思います。記事の最後にはこねないフォカッチャレシピのせています。
焼き立てパン生活のはじまり
なぜパン?そんな始まりを少しお話ししたいと思います。
はじまりは育休時代。
当時は世界の中心が息子で、自分のことなんて二の次。
“息を抜いてね。ママが楽しまないと(キラキラ)”
的なことがよく言われますが、そんな言葉に救われるどころかむしろ毒針のように突き刺さり『楽しめてない自分って一体…』って余計にむなしさが加速・・・・
なので、パンを作ろうと思い立ったのも当然自分の娯楽のためでもなんでもなかったです。
離乳食が始まった息子に安心できるパンを食べさせたいという気持ちからパンを作りを始めました。
【余談】
息子は肌荒れがあったので、アレルゲン物質にはすごく過敏に。
牛乳やバター、卵などを含まないシンプルなパンって本当に少ないし手に入らないんですよね〜。
パン作りの魅力
息子のためにパン作りをはじめたワケですが、
ドライイーストや強力粉。初めて買う材料にちょっとワクワク。
発酵ってなんだ?って訳わからないまま、とりあえず本を見ながらコネたり放置させたりを何度も繰り返し初めてでもなんとか形に。
1時間ほど経つとパン生地がほんわり大きくなっている。
そんな小さなことにも感動。
パンを焼いている間は部屋中パン屋さんの香りになって、またまた感動。
初めてのパン作りは、産後の荒みまくった心をポッと明るくしてくれました。
そういえば昔、朝からパンを焼く生活に憧れてたな〜。
そんな暮らしをおくっている自分に少し酔いしれながら、週に2.3回はパンを焼くという暮らしがはじまりました。
・・・・
でもそう上手くはいかないのが人生。笑
面倒くさがり、かつ飽き性の方は分かってくれると思うのですが、続かないんですよね。何回かは出来ても続かない。
何度もやってるうちに、最初の新鮮だった体験も飽きてきて退屈な時間に。
そう、
パン作り=労働(めんどう)
になってしまいました。
これって、最初は
めんどう < やる気・新鮮さ
でなんとかカバーされてるんだけど、徐々に新鮮味もやる気も低下してめんどうが勝ってきちゃうんですよね。
こういう場合、たいていは気づいた時には『そういえば最近〇〇してないな〜』で自然消滅したりするもの。
そして気づけば以前の暮らしに、ぬるっと戻っていたりします。
本当は続けたいのに続かない。
こういう現象はどうやったらなくせるのか?
全く偉そうなことは言えませんが、結果的にパン作りは何年も続いています。なのでその経験を振り返ってみると、『ハードルを極限まで下げる』ということがキーポイントだったと思います。
わたしにとっては、コネて粉だらけになったキッチンの掃除をするのが面倒。コネて手がベタベタのときに息子が構ってモードになって中断することがストレス。などなど、自分にとってハードルが高いポイントがたくさんありました。
そこでたどり着いたのが、
一切こねない混ぜるだけ。
発酵待ちは寝てる間に。
そんなパン作りでした。
これなら、キッチンが粉だらけになることもないし、息子に中断されることもない。なのに朝は焼きたてのパンを味わえる。
こうして自分に合う形までハードルを下げることで、憧れの焼き立てパンのある生活が実現出来るようになりました。
パン作りがもたらした、暮らしの変化
1番は楽しみができたこと。これに尽きます。
特に育休中は毎日のスケジュールを自分で決めるワケですが、雨の日なんかは外遊びもできないし何して時間潰そう…と憂鬱になることも多い。そんな日は1日中パジャマで何にもする気が起こらずダラダラと過ごす。
ですが、パンを冷蔵庫で仕込んでおいた朝は『さ!パンを焼こう』と楽しみ主導の行動から1日が始まります。
それまでは、あ〜朝ごはん作らなきゃとかオムツ変えなきゃとか、起き上がる時に“やらされ感”があったんですよね〜。
偏食息子も、パンならニコニコ食べてくれる。
パンとコーヒーでゆったり始まる朝。
良いことづくし。
というか、子供を育ててると、自己肯定感低くなりませんか・・?ちっちゃな子供にイライラしてる自分にモヤ。やろうと思ってることが出来ない自分にモヤ。
パンを焼くことで得られる良いこと自体はすごくに些細なものですが、朝から少し心が満たされる。次は何しようかと、面倒な洗濯物もささっと干しにいったり小さな行動の変化が生まれる。
そんな自分に誇れる小さな行動の積み重ねが、チリツモでキャリアを変えたり大きな行動力につながっていったように思います。
パン作りはこれからも細々と長くつづけていきたい。
こねないチーズフォカッチャ
こねずに一晩放置するだけのパン。
隠し味にお味噌を入れると少ないチーズでも甘みがUPします。
次の日の朝が楽しみになるとっておきのパンです。
※レシピ動画はインスタやYouTubeで見れます。
=====材料=======
・水 175g
・砂糖 10g
・ドライイースト 2g
・オリーブオイル 10g
・強力粉 200g
・塩 3g
チーズアレンジ
〈材料A〉
・ピザ用チーズ 50g
・オリーブオイル 5g
・味噌 5g
・マヨネーズ 5g
仕上げ用オリーブオイル 適量
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作り方
【夜すること】
①容器に水、砂糖を入れ600w20〜30秒レンチン
(ぬるま湯程度にする)
②ドライイースト、オリーブオイルを入れしっかりイーストを溶かす
③強力粉、塩を入れ混ぜ生地を馴染ませる
④容器にラップをしてオーブン発酵40度で20分加熱
⑤ヘラで生地の端を持ち上げながら引っ張り、中央に置く
⑥⑤を生地が伸びなくなるまで約2周する
⑦生地を丸くするよう表面を整える
⑧ラップをして冷蔵庫野菜室で10〜15時間寝かせる
【朝すること】
①オーブンを200度に予熱
②冷蔵庫から生地を取り出し、容器と生地の間をヘラやスケッパー押し剥がす
③クッキングシートを敷いた天板に容器を裏返して生地を落とす
④生地にオリーブオイルを回し掛ける
(オリーブオイルの目安量:小さじ2〜3)
⑤生地を平らにならしつつ、オイルを手で全体に馴染ませる
⑥容器に材料Aを全て入れ混ぜる
⑦⑥を生地に乗せて両手の指先で数箇所、生地を押す
⑧予熱が完了したら200度で焼き目がつくまで15~17分加熱
(もし焦げそうになったら途中で温度を下げる、もしくはアルミホイルを被せる)
昨年、米粉おやつとこねない強力粉パンのレシピ本に
他のフォカッチャレシピも掲載しています📕
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ここまで読んでくださりありがとうございます。
このnoteは、みなさんとと一緒に、
暮らしをちょっと覗き込んでみる
ちょっと自分のことを見つめてみる
そして、
わたしも、読んでくださってるみなさんも
自分にもっと優しくなれたら良いな
という思いを込めて記事をお届けしています。