2月16日 授業報告
就学準備 文武両道講座
授業内容)
⓪正座で挨拶
①脳の3層構造 おさらい
②『母も人なり(前半)』素読練習
③挨拶の声の練習
④腹話術のおじいさんとの敬語練習
⑤転び方(後ろ受け身)の練習
⑥雑巾レース
⑦階段ダッシュ
⑧アルファベット大文字のフラッシュカードとブロック並べ
⑨アルファベットのライティング
⑩ 『子供たちよ』書写
⑪ 補数の練習(足して10になる数)
⑫ 25マス計算
⑬ ボールよけの練習
⑭ 正座で挨拶
講座の授業はモジュール型。
次から次へと 内容を変えていきます。
いったん始まると2時間弱ぶっ続けで、
休憩などほぼありません。
「子供の集中力持続時間は、せいぜい20分。こまめに休憩を挟みましょう」
という児童教育の常識は分かっていますが、
私としては
2時間ぶっつづけに集中できる自分を誇らせたい
という想いがありますし、そうやって25年やってきましたが、けっこう平気な顔でやりきってしまう子がほとんどでした。
実際は、小学校の授業はモジュール型ではないわけですが、大切なのは、
勘違いでも良いので「思い込み」。
「2時間ぶっ続けで集中できる自分なら、どこへ行っても大丈夫」
そう思わせたいわけです。
さて、
個性を尊重する時代とは、外圧が弱まっている時代。
自分の脳の内側から内側から、次々と選択肢が頭に浮かびます。
「あれ、やりたいな」
「これはやりたくないな」
こんな考えが四六時中浮かびやすいわけで、
この選択肢に 自分自身が翻弄されている状態を「多動」と言います。
子供は本来「多動」だと言いますが、それは、言うまでもなく、人間も動物であるからです。
動物の子供は、思いつくまま色んな行動をして、痛い目を見ながら、抜け目のない 生きる力を身に着けていくわけです。
でも、我々人間界と自然界では、大きな違いがあります。
それは、今の人間界には、もはや「天敵」が居なくなったこと。
街の中を、ライオンが歩いているわけでもありませんし、今は、野犬すらいません。
ニホンオオカミは、明治時代に、人間が絶滅させてしまいました。
動物界の「多動」は、天敵からの恐怖を理解した上での多動です。
天敵が近づけば、親は、子供に噛みついてでも、子供に「こりゃ、ヤバい!」と思わせます。。。親の指示を守らない子供は、捕食される運命ですから。
ところが、人間界の場合、天敵のいない お花畑の中の「多動」。
この 特殊な多動状態の子供を、
「ホッホ、ホータル来い ♪ そっちの水は甘いぞ。こっちの水は甘いぞ」
という 楽しませ形だけで、子供の注意を惹きつけようというのは、、、そりゃ、それができる先生もいると思いますが、65万人もいる、全国の主中学校の先生 全てに対して、それを求めるのはムリゲーだと私は思います。
子供の頭に浮かぶ選択肢を、(この先生、叱るときは怖いからなぁ~)という外圧で抑えてやり、それにプラスして、
「45分ぐらいは、ちゃんと集中して授業を受けられる自分に誇りを持つ」
という方向に導きたいわけです。
説明が長くなりましたが、そういう意味での2時間ノンストップ授業です。
「中学準備 英語数学クラス」
授業内容)
① 算数『平均』基礎
②算数『百分率』の表の暗記
③ アルファベット大文字と小文字のテスト
④百ます計算
⑤ ローマ字のしくみと書き取り
⑥ 数学(マイナスのある足し算)
学習って、スポーツと同じで、どうしても
基礎体力が必要です。
いくら技術があっても、基礎体力がないと技術が活かされません。
だから、数学のような 先取り学習と並行して、
小学校低学年でやった「百ます計算」のようなものをやりたいわけです。
でも、これ、嫌がる子、多いです。
でも、講座に参加してくれている子は、それを淡々とやれる。。。
「伸びる素質があるな」
と私は思うわけです。
勉強は、知的好奇心を刺激する楽しい部分と、
読み書き計算のような「訓練」の部分で成りたっています。
こちらの講座も、2時間ノンストップ。
飽きそうなタイミングで、休憩をするのではなく内容を変えます。
昨日も、最後までよくやり抜きました~(^-^)