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【FX】チャートから2024年後半のドル円動向を占う【週足下ひげ3%】

興味深いシグナルがチャートに現れたので、以前はどうだったかというのを
並べた結果を記録に残しておきたいと思います。

ドル円週足3%のひげ

先週8月5日の週足が、3%以上の下ひげをつけました。
”ドル円の週足で下ひげが3%以上になったら、下ひげの先端を試す”
という意図のアノマリーをどこかで見たことがあり、面白い法則だと思った記憶があります。
しかし、当時は面倒くさがって自分で確認はしませんでした。今回良い機会なのでどのような動きになるか確認してみます。
週足の下ひげ3%超えは、2003年以降では今回も含めて9回発生しています。出現後の動きを調べてみます。

ひげ後50週目までの変動

下のグラフはひげのついた週の終値を1として、以降の週足終値時点の変動を縦軸に、経過週を横軸に示したものです。

特徴的な動きは、
・4週くらいまでは、上昇することが多い
・50週では下降している方が多い

今回はどうか?

もちろん私にはわからないのですが、これまでの傾向から1か月くらいまでは5%上昇して、1年後には今よりちょっと下にいる、と仮定しても
上だろうが下だろうが、どっちにも大きく振れるだろうということが考えられます。
また、今回は違うという観点からは、円安局面での下ひげであるため、今までの円高局面でのデータはあてにならないという考え方もできます。
どちらにしても、一方に体重をかけすぎないのが良いと思います。

チャート

チャートを示します。ほとんどがひげの先端を割っていますが、2016.6.20の足は2024年現在でも割れてはいません。絶対ではないですが7/8という良い確率で割れています。

2008.10.20の足は業者が違うためこのチャート上ではひげが見えていませんが対象としています

参考になれば幸いです。

記憶

表題とはあまり関係ありませんが、チャートを見ていて思い出したので、書いておきます。
最も大きいひげとなった2011.3.14の週もひげの先端を試しています。当時、震災が起きたのになぜか円高になるのが不思議だったのですが、”本邦保険会社の保険金支払いのための海外資産売却による円転”という解釈を信じた私は、それからずっと何かショックが起きたら円高になると、思考が偏りました。そしてその後の異次元緩和で資産を減らし、コロナショック以降の急激な円安により致命的に資産を溶かすことになります。
テクニカル的な下手さもひどかったのですが、ファンダメンタルズなどは何も知らないのに知ったようにトレードしていたような気がします。
お金を賭けるのなら安全第一だと思います。


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