70代母と20代娘と40代夫婦で横浜~東京旅④
※今回のレポートは昨年秋の内容です。
『ワーナーブラザーズスタジオツアー東京 メイキングオブ ハリー・ポッター』 ここを訪れるために、原作を全て再読し、映画を全てみかえしたかった。が、そこまでの時間はとれず、せめて相方と映画を一緒にみかえしてから、出発しよう決めた。
自分は、どの作品であっても、映像よりも原作派なので、子どもたちが真剣に観ているのを横目で見ながら、家事やら内職やらをしていた。
ストーリーの大筋は覚えているけど、こんなエピソードだった?このひと誰だった?など、新鮮な気持ちで観ることができてとても良かった。
その甲斐があって、施設内のショップをうろうろするだけで「あー!」「こ、これが!?」など、もう大変な騒ぎである。まず、世界観の再現度がものすんごい。だって魔法を見せてくれているのだ。本が空中をパタパタしてるの発見して、心の中で泣いた。
コスプレするつもりはなかったので、衣装系はスルーしたが、魔法生物たちのぬいぐるみがまた、愛らしい。愛犬と別れて以来、可愛いの感情のゲージが、ぶっ壊れており、過剰に可愛いを感じてしまう。危険だ。手を出さないでおこう。
と、ショップをみてまわるだけでも、かなりの時間が必要だと伝わっただろうか…。ツアーが終わったらそのままショップに放り出されるルートなのを確認してあったので、買い物はその時にしておくことにした。
いよいよツアースタートの時間である。ドキドキ。ある程度の人数が集まったら、説明の映像が…。注意喚起だったり、気持ちを盛り上げたりのためのものだったとおもうが、我々には逆効果だった。正直萎えた。
それらが終わったら、扉が開き、解放された。場所はホグワーツの大広間だ。ここからは、各々好きに観てまわれるようだ。母や長女が確認できる位置を意識しつつみていく。母は足が不調、長女はうっかりさん。
中の様子は、どこをみても「わぁ」「すごい」。普段から美術展やら博物館的な所をみるのが好きな私と相方は、こちらが混んでいれば、あちらへ行って、空いてたら戻ってなどをしながら堪能。長女も楽しそう。母はどうなんだろう。この場所に行くことを相談した時には「いいね!テレビで紹介してたの見てたよ」と、ノリノリで返事をもらっていたのだが…もくもくと観て歩いてる様子が何だか心配。歩きっぱなしにならないように、途中でイスをみつければ、「よし、休もう」とすすめた。
セットや小道具、衣装など、こんなに細かくつくられていて、感動するばかり。残念ながら、体験型の場所はどこも賑やかすぎてさっさと通りすぎてしまった。
細かいリポートは、①に書いたが、私のよりミ~アさんの素晴らしいリポートを参考にしてほしい。
私なりに良いと感じた場所は、しるしておく。
⭐️ハリー達が寮にむかうために使っていた動く階段。見てる間中、口が開いたままだった。
⭐️校長室のフォークスは生きているようだった。また会いたい。
⭐️禁じられた森の壮大さ。映画撮影で始めは実際の森を使っていたけど、色々な理由で結果的に森を作ってしまったというエピソードを読んで、もう一度映画を見直したくなった。その発想、映画を作るってクレイジーじゃないとできないな(褒めてます)。
ツアーの半分あたりで、休憩スポットがオアシスのように現れる。レストランがあり、バタービールバーがある!ものすごい行列に並びながら、メニューを見て選ぶ。食べたいものを決めた母に、テーブルの確保をお願して、休んでいてもらう。私は、その間にバタービールを買いに走る。
レストラン周辺は色んな言語が飛び交う。日本人のほうが少ないのではと感じるほどだった。異国の地に来て観光を楽しむ、しかも小さなお子さま連れなどとなると、更に本当にすごいなと感じてしまう。 自分は国内が精一杯だ。
バタービールの味に感激。さらにジョッキを持ち帰るための洗い場が用意されている。持ち帰り用の袋まで…このおもてなし心…。
みんな、結構疲れがでてきていたが、この先には更なる素晴らしい展示の数々が待っている!
レストランをでて、屋外に出ると、喫煙所を発見。スモーカーはいそいそとむかう。食後の一服は大切だ。大きなチェスの奥にこっそりとあった。その向こうには塀があり、住宅が見える。家の窓からここの様子が見えるんだ。
この場所に以前あったのは、としまえんという遊園地だった。閉園の時の様子をNHKの『ドキュメント72時間』という大好きな番組でみて、じわっと寂しくなっていたことを思い出した。(共感力強め)
ジェットコースターの音がうるさいと思っていたけど、聞こえないと寂しいと話している住民の人も何かで観た。今の状況をどう感じているのだろう。
そんな事を思いながら寒空の中、ごった返しているホグワーツの渡り廊下を歩く。何度も劇中で出てきた場所。皆、制服を着て写真を撮っている。ハグリットがハリーを抱えて乗っていたバイクや、二階建てバスを見て歩いていくと、ダーズリー家が見えてきた…。本当の家がそこにはあった──。