情報システム導入の目的と役割
情報システムの導入は、
企業にとって、業務の効率化や成長の基盤となる重要な投資です。
その重要な投資が成功するかどうかは、システムの性能にかかっています。
情報システムを導入する目的と役割
情報システムの導入の目的は、
社長の「想い・理念・やりたいこと」を実現する仕組みを作ることです。
社長の「理念・想い・やりたいこと」を実現するためには
関係者が連携して具体的な行動を実行することで
小さな成果を積上げ続けることです。
そのために「理念」を実行レベルの行動にブレークダウンしていきます。
ビジネス・モデル
ビジネス・システム
現場を動かすオペレーション
と仕組みを具体化していきます。
その仕組みの
最も具体的な階層を担うものが「情報システム」です。
情報システムを使うことで現場をより良くコントロールすることで
安定した成果を上げ続けることができます。
そのために、6つの具体的な役割を果たします。
1.業務の効率化
手作業で行っている業務を自動化することで生産性を向上させる。
情報の共有と管理が容易になるため、業務の流れがスムーズになる。
2.コスト削減
人件費や業務にかかる時間を減らし経費を削減することが可能になる。
紙の書類を減らし、管理コストや保存スペースの削減も期待できる。
3.意思決定の迅速化
現状の動きをリアルタイムに見られるので、
意思決定を迅速かつ的確に行えるようになる。
データを集計できるので計画を立てやすくなる。
4.顧客サービスの向上
顧客データの管理を効率化し、顧客対応の質を向上させる。
顧客とのコミュニケーション強化で、顧客満足度の向上が期待できる。
5.競争力の強化
業務効率化とコスト削減を通じて、競争力を向上させる。
適格な判断と迅速な動きで、競争力を向上させる。
6.ミスや不正の防止
仕組化して仕事の属人性を避けることで、ミスや不正を防止する。
法令や規制に準拠した情報管理がしやすくなり、リスクを低減する。
今は、情報システムの性能の良しあしで業績が大きく影響される時代。
どのように開発するかが問われる。
情報システムで、オペレーションを具体化する
「こんなシステムが欲しい」と言う顧客の言葉で、システムを開発する。
顧客の言葉「「こんなシステムが欲しい」に
・間違った部分があったら?
・抜けている部分があったら?
・矛盾する部分があったら?
・過剰な要求があったら?
・理解の個人差が大きい抽象度の高い言葉だったら?
どうなるでしょうか?
言葉通りでは、
顧客の「想い・理念・やりたいこと」を実現する仕組みは作れません。
技術営業やSE(システム・エンジニア)に求められるのは
顧客の言葉を出発点にして
「何を・どのように・どうするか」を
具体的なオペレーションレベルにブレーク・ダウンすることです。
これができないと...
若かった私のように
「言われた通りにシステムを開発しました。今さら違う!と言われても」となります。
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問題の原因「顧客の口で言っている言葉 ≠ 心で望む期待」
要求定義コンサルタント (図解の池田)
池田 秀敏
URL: https://www.teoria.co.jp/
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顧客の上手くで言葉にできない潜在ニーズを掴むことで...
システム導入の満足度を高めるSE・技術営業を育てる
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