見出し画像

「要求定義」がシステム開発の成果を決める

なぜ...
 ・システム開発が失敗するのか?
 ・仕様変更が多いのか?
 ・言った聞いてないのトラブルなのか?
 ・システムが使えないのか?

なぜ、役に立たないシステムが開発されるのか?

開発者の努力は同じ、でも結果が違う「その原因は!」

開発を担当する技術者は、まじめに一生懸命やっています。
でも、システム開発には成功・不成功があるんです。

その最大の原因は、顧客の要求を正しく理解することができるかです。

顧客の要求と合わないシステムは
 ・追加や修正が加えられ
 ・開発期間が延長となり
 ・開発コストがかさみ
当初の計画とは違うものになってしまします。

システムを修正することで、「使えるシステム」になれば良いが...
そういかない場合もあります。

よく「デス・マーチ」とか「と言われます。
実は、私は炎上プロジェクト」の助っ人に入ったことがあります。
結局ダメで、ゼロからの作り直しの提案をして通ってしまったので、
担当をしたことがあります。

ネット検索で

 「使えないシステム」とすると...

   使えないシステムが生まれてしまう理由、現場の実態
   https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00177/022100004/

   計画通りに利用されていない理由を複数回答で尋ねたところ、
   最も多かったのは「要件定義が不十分」(35.2%)。
   次に多かったのは 
   「システムの企画が不十分・適切でなかった」(31.8%)だった。
   満足度の低さはスケジュールの遅延やコストの超過と同じく、 
   上流工程の不十分さに起因している。

 「役に立たないコンピュータ」と検索すると...
   8割が役に立たないシステムを経験,「目的が不明確」
「トップがダメ」「使い手を無視」が理由

   https://xtech.nikkei.com/it/free/ITPro/OPINION/20050123/155108/

と言うように出てきます。

要するに、システム開発の成功・不成功の最大の要因は上流工程と言うことです。

上流工程には2つあります。

 1.要求定義とは
   顧客が導入するシステム「に」求める業務を動かしていく仕組み

 2.要件定義とは
   顧客の業務運用を実現するためのシステムの開発仕様

要求定義が間違うと、間違った要件定義がなされます。
要件定義が間違うと、間違ったシステムが開発されます。

その結果、開発されたシステムが顧客の要求と合わなくなり、
 ・使えないシステム
 ・動かないコンピュータ
となるのです。

「要求定義」がシステム開発の成果を決める

上流工程の問題の発生は...

よくある原因は...

 ●ユーザー:コンピュータは素人ですから全面的に
         お任せします使いやすいシステムを!

 ●開発会社:コンピュータは専門家です
          安心して任せてください

業務を知らない開発会社の技術者に丸投げすることが原因の一つです。
「良いシステム」と言っていると...通じません.

ここで問題なのは?

 ・導入企業にとって最も重要な業務の仕組みを
   話し合う場、組織として確定する場をしっかり持たず

 ・開発会社の技術者は、コンピュータには詳しいが
   その会社の業務の素人が中心となって
   口頭で聴いたことプラスアルファ程度の情報で制作してしまう

ということなのです。

決まっているのは「良いシステム、使いやすいシステム」という言葉で
定義された??と言うのか、不明確な決め事が中心となる。

要するに、「要求定義」をしっかりしないで要件定義に進んでします。
これが問題です。

使えないシステムを開発したい技術者はいないのです。
顧客の要求を正しく掴んでいないのです。

問題は、そこにあるのです。
開発者の多くは、まじめで一生懸命に仕事をします。

「要求定義」が違うと、まじめに間違った目標に向かう..
そして、使えないシステムを作ったとクレームへ..

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
問題の原因「顧客の口で言っている言葉 ≠ 心で望む期待」

要求定義コンサルタント (図解の池田)

            池田 秀敏

URL: https://www.teoria.co.jp/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
顧客の上手くで言葉にできない潜在ニーズを掴むことで...
システム導入の満足度を高めるSE・技術営業を育てる
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?