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テンプレート(穴あき定規)を使って試行錯誤で図解で仕様書を作成

私が、図解で仕様書を書き出したのは昭和58年でした。
今から考えると、遠い昔ですね。

それ以前は、汎用機でCOBOLのプログラマーをやっていました。
業務は、事務処理なので仕様が簡単なんです。

そこから、住宅のガス管・水道管のCADシステムの開発に携わりました。
平面図・立体図が必要になってくるので
事務処理のシステムと比べると、とても複雑です。

複雑な機能を文章で仕様書を書くと...

ガス管・水道管のCADシステム開発で、システムの設計をしていました。
全体を設計して、プログラマーの
「こういう機能のプログラムを作ってくれ」と
仕様書に書いて渡すのですが、これが難しい。

私がシステム設計をやっていたので、
 ・仕様変更の起こるところ
 ・機能が複雑で説明しにくいところ
のプログラムを2本程度担当していました。

プログラムの機能が複雑なので、
文章で記述すると、正確に書こうとするほど長くなりました。
箇条書きを入れて整理したりしても、なかなか分かりやすくなりません。

ここで悩んだことは
 ・構造:どうなっている(仕組み)
 ・変化:こうする(データの移動)
 ・判断:この場合はこうする(条件の規定)

などなど、様々な事柄の表現が必要でした。

その上、仕様の追加や変更などどんどん出てきます。
その整理も必要です。

それらを文章や箇条書きで表現しようとするところに
無理があったのです。

手書き平面図を立体情報で入力して計算で立体図を作成・積算表も算出

方眼紙にテンプレートで図解を書いて解決しました

どうしよか?
悩んだ結果、方眼紙に図解することにしました。
当時はテンプレートと呼ばれていた、今なら穴空き定規で大量に
手書きで図解していました。

テンプレートにはこだわりました。
このマークは、このテンプレート。
こっちのマークは、このテンプレートと言いうように
20枚くらい持っていました、
新しいものを見つけると買っていました、

鉛筆の芯を紙にこすってとがらせて、
テンプレートで綺麗に書きます。
消しゴムのカスは、羽箒で払います。

まさに、職人のように図解していました。

ここで感じたことは...
綺麗に書けていると、内容もしっかりしているということです。

パット見て、ごちゃごちゃしているとか
どうなっているのか?、考え込まないといけない状態のモノは
システムの内容の仕組みとしての完成度も低いんです。

パット見て、誤解なく理解できるを目指していました。

こんなにたくさんの種類のテンプレート(穴あき定規)を使っていました

図解で「見える・見えたら直せる」で完成度も上げられる

図解って、情報の可視化です。

箇条書きでも文章でも見えるよ!となります。
ですが、
 ・要素同士の関係
 ・関係同士の構造

が、よく見えません。

頭の中に入れて、頭の中で再構築しようとしても
無理です。

図解するよ言うことは
 ・要素同士の関係を明確にする
 ・関係同士の構造を明確にする

ことができます。

図解するには、
 ・組立てる要素(部品)..明快な言葉で定義する
 ・要素を組み立てる...要素同士の関係を明確にする
と言うことが必要です。

箇条書きや文章では、言葉の定義が明確にできても
言葉と言葉の関係を可視化することが弱いです。

これに関しては、別の投稿で解説したいと思います。

ここで出会った図解が人生に大きな影響を与えました

試行錯誤で、図解にハマり込みました。
効果も実感しました。

これが私の人生に大きな影響を与えることになったのです。

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問題の原因「顧客の口で言っている言葉 ≠ 心で望む期待」

要求定義コンサルタント (図解の池田)

            池田 秀敏

URL: https://www.teoria.co.jp/
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顧客の上手くで言葉にできない潜在ニーズを掴むことで...
システム導入の満足度を高めるSE・技術営業を育てる
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