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あんりあ14

いや

やはり違う。

こいつは怨霊ではない。
死霊っぽくない。

精神体としての魂の器ががあり、日々ご飯を食べたり。夜は眠ったり。

どちらかといえば妖怪だ。

お供えする時も腕から伝っていってパクパウ食べているし、アルミ缶越しに酒も飲んでいた。

なんと言うか。動物霊に供養していると言うより
ペットに餌をやっている感覚なのである。

そして当然、そんなことをやっていると
蛇の趣向に合わせて昼ごはんを選んだり、酒が飲めないのに
色々買ってきたりしてしまうのだ。

変な愛着が生まれてしまいそうで

辞めた。

あくまで蛇と決別するという明確な決意がある。

馴れ合っていると
そういう気持ちが弱まってしまいそうになる。

そして
ある時、仏壇に卵と焼酎をお供えしていて

多少、仏壇には距離あるので自分の体中で蛇が蠢いていた時に


「お前もしかして、体から離れられないのか?」
...と。

頭の中ではなしかけたとき、

蛇はいまだかつてない、暴れまくった。
私の肩を掴んで揺り動かし、頭を振りかぶっていような。


かなり動揺しているようだった。

人間の体を支配する習性があったとしても

何かしら意識があって、色々考えているようである。

ちなみに私が書き物をしている時も
画面をじっと見ている気配を感じている。

知性は結構高いのではないのだろうか。

ほぼ、意思疎通はできないのだが。

まあ、我々も住もうとしている家を下見している時
家に話しかけたりしないのと一緒かもしれない。


自分が気持ち良くなることしか、自分が得をすることしか
目的感のない生命に
私の体をくれてやる義理は無い。


あ、自分のそういうところを拠り所として
取り憑いたのかもしれないなー

なるべく、人のために動く時間を増やしていきたいと思う。


この苦しみを自分を変革するチャンスに変えるのだ!

また明日も頑張るよん

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