おもうこと
以下のろけますので注意
まず女は抱かないと分からない。
一緒に居ないとわからない。
一緒に住まなければわからない。
恋人がいて、何が嬉しいことなのか。
どんなことに素晴らしさを感じるのか。
それを知れば、恋人を選ぶときに真っ先に基準にする外見は、何も意味がないことに気づくのである。
帰ってきて、ただいまを言ってくれる人がいること。
自分の意見を受け止めてくれて、それを協力してくれること。
自分が考えもしなかった、新たな視点でに気づかさせてくれること。
ハグすること。
唇の粘膜を重ねること。
相手の方から、触ってくれること。
同じような生命体になっていくこと。
まず女の良さを学んでから、外見とか性格とか趣味とかは、
自分の好みにアップデートしていけばいい。
いきなり好みの人だけに限定しては、恋人がなんなのかずっと知らないまま、
たくさんの扉の前に立って、建物の価値を評価するだけのレビュアーになってしまう。
しかし、一緒に寝ていて、ふと目を覚ましたときに、隣に長州力に激似のおっさんが
強烈な鼻息を顔に当ててくる時は、
少し考えたくなる時もある。
しかし、もっと綺麗な人を、もっと可愛い人を、もっとスタイルの良い人を。
と、女性と出会う度に、入れ替えて行っても、
またゼロから関係を作らなければならない。
一緒に過ごした、寄り添った時間を失いたくはない。
ただ、それは時間があまり残されていない、40半ばのおっさんが、考えることなのかも知れない。
若い人は、もっと自分の好みにアップデートしていくべきだし、
その度にいろんな性格や、生き方の人と出会えば、自分が豊かになるだろう。
我々は、それぞれに時間を積み上げてきたから、その必要性を感じない。
(自分の未熟さ故に、相手を傷つけて思うように愛せないもどかしさも、まあ美しい音は思うし、そんな恋愛ドラマも好物なのだが)
個人的なことは、それぞれちゃんとするし、
一緒に生活していも、(週末だけだが)お互い基本的な生活習慣は、完成されているし、お互いの家事を補いもする。
相手のやり方を見て、こちらの習慣を微調整するということも、何のストレスでもない。
逆に、ひとりでいた頃に没頭していた趣味をする時間がないのではないのか。
と心配されるくらいである。
そう言えば、彼女は一緒にいることで私が疲れるのではないかと、いつも気にしている。
”自分の時間も作ったほうかいいのでは?”と。
私は、それに関して2つ驚いた。
一つは、元対人恐怖症だった自分が、同居することにそれほど疲弊していないこと。
思いのほか、リラックスできているということ。
付き合う前は、同じ布団で眠れるのだろうか?と危惧していたくらいだから。
最悪、将来は別居婚でも良いかな、と思っていたくらいだし。
もう一つは、びっくりするくらい彼女は自分のことを心配してくれること。
これ以外にも、朝のおはようや、行ってきます。夜のただいまや、おやすみのLINEを送らないと心配するし。
外出したときには、必ず帰宅した時のただいまを送らないと怒るのである。
まあ、五人育てた母親だから、母性本能が強いのだろうけど。
少し、構いすぎる感じもするし、子供扱いされている気もしなくはないが、
お互い、言葉数が少ないから、そんなタイミングを大事にして、
こまめにやりとりするもの悪くはないのではないかと、プラスに捉えている。
しかし、私がちゃんと趣味を楽しんだり、たまには1人の時間を作ることに関して、
気が回せるのは、凄いなあと思った。
私はそこまで相手のことを考えているかなあ、いや。自分の事で手一杯である。
だから彼女は自分よりもずっと大人なのである。
どうしても、予定があって、待たせたり、一緒に過ごせなかったり。
実家に置いてけぼりにしてしまう時も、一つも文句を言わないし。
性格もとても良い。
だから、いつも私が気にしていることは、彼女の優しさが当たり前になってしまわないように、常に気をつけるようにしてるし、感謝の言葉を伝えるようにしている。
部屋のインテリアのことや、一緒に遊びにいく時、どこに行きたいのか、食事は何を食べたいのか。必ず彼女の意見を大事にしてあげること。
次に部屋で必要な家具家電はなんなのか、とか。
彼女の希望を優先させている。
お金があれば、さっさと必要最低限なものは、ぱっぱと買い揃えてあげたいのだけど。そうもいかないので、毎月一つずつくらい家電は買っている。
(ネット関係は黙ってアマゾンで買ったけど)
あとは、予定が重なったときに、あんまり一緒に居れなかった時に、
好きな花とか、スイーツとかプレゼントしてあげたいものだが、
弁償的なプレゼントよりも、二人の記念日とか祝った方がポジティブかなあ。
彼女は何が目的なんだろう?と思うほど、献身的に尽くしてくれるのである。