![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/102314029/rectangle_large_type_2_e26d6fab39d86da43b59114330f8cebb.png?width=1200)
[2023.04.22] 再犯率
ふと気になって調べてみた。
こんなことが気になるようになったのも、犯罪ドキュメンタリーpodcastを聴いているせいだ。
調べた結果。
2021年の再犯者率は48.6%だとか。
![](https://assets.st-note.com/img/1682078478207-cZ9wwlztxV.jpg?width=1200)
これを見て、
「犯罪者の約半数は出所後に再び犯罪を犯すのか。やっぱ性根の腐った犯罪者の更生なんて無理なんだな。ずっと刑務所にブチ込んでおけばいいのに」
と思ったが、よく考えると違った。
↑の図の【再犯者率48.6%】とは、
『出所した人間の約半数が再び犯罪を犯す』
という意味では無い。
あくまでも
『2021年に検挙された者の約半数が再犯者であった』
という意味で、分母は“2021年の検挙数”だ。
分母である“検挙数”は平成16年をピークに減少してしており、その多くは“初犯者数”だ。
再犯者数はほとんど変わっていない。
必然的に、『再犯者率』も上がる。
なので、単に『再犯者率が増加した』と聞いて『再犯者数が増加した』と思うのは間違いだ。
じゃあ実際、出所後に再犯を犯す割合はどうなの?と思い調べてみると、とあるサイトに以下のような記載があった。
刑期を満了し刑務所を出所した者のうち、5年以内に再び刑務所に入所する人の割合は49.2%
…さんざん“再犯者率”の数字のカラクリ・誤解を解こうとしてきたが、結局『受刑者の約半数が再犯者となる』と知ってしまった。
やっぱり更生は無理のようだ。
ずっと刑務所にブチ込んでおいてほしい。