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pepero
2021年1月15日 19:07
眩くて目に入れられぬその身体は真っ赤に燃える太陽のように熱い林檎のように赤い唇から吹く風は雪のように冷たいその熱を移された者は冷たさを求めるがゆえ凍りついてゆく細い氷柱のような指は足に触れ、腹に触れ、胸に触れる火照る身体を凍らせるように首元へと滑らせる顎を伝い頬に触れた時熟した林檎を食せる艶やかで降りはじめの雪のように柔らかであるが実は溶けてゆく氷を口に含むかのよ