20年後の新入社員が嫌い⁉
こんにちは、世界1周ハリケーンです。
私は今24歳で、無能な会社員として日々を過ごしているわけですが、
色々考えているうちに20年後の新入社員が嫌いになってしまったので、
それについて書こうと思います。
※この内容はすべて私の想像で、明確な根拠を持った主張ではありませんので、悪しからず…
※以下 『20年後の新入社員=彼ら』と記載します。
==なぜ嫌いなのか==
端的に言えば、私の想定の中で彼らは『私のやってきたこと』を時代遅れだと否定するからです。しかもそれが事実なもんだから余計に癪に触るんです。
20年後は44歳、順当にいけば中間管理職とかいう板挟みキャラとして、会社に搾取されている時期です。
新入社員に対して仕事を振る立場なわけですが、当然彼らは何もできないので簡単な仕事から振っていくわけです。
例えば資料を見てデータを打ち込むだけとかそんな仕事を頼むわけです。
そんな単純業務を頼んだ時に『こんなの自動化すればよくないですか?笑』とか『こんなムダなことに人生費やしてたんスね笑』といったことを言うのです。
そしてこっちが『自動化とかよくわからない…』と言うと、『本当に義務教育受けたんですか?笑』とせせら笑うのです。
==なぜそんなやり取りになってしまったのか?==
それは彼らがIT社会の中で生まれ育ち、プログラミングなどある程度の知識があるからなんです。
2020年度に小学校でプログラミングの授業が必修化され、
コロナの影響でGIGAスクール構想の日程が前倒しで実施。
大学入試でも科目としてプログラミングが2025年に出現。
習い事の人気ランキングでもランクインしている。
などなど…
こうして日本も諸外国に遅れを取りながらも、ICT教育を進めています。
そして20年も月日が経てば喜ばしい事にパソコンやタブレットを使いこなしたり、プログラミングに興味を抱いたりする子が増えていくのです。
つまり彼らにとっては、PCが教育で使用されることもプログラミングを学んでいることも常識なので、『義務教育受けていないんですか?』なんてことを言ってしまうわけです。
==我々の先輩も同じことを考えている?==
ただ考えてみれば、我々の先輩方も同じように思われているのではないでしょうか。
私が小学生の頃はスマホも無かったし、YouTubeだって金儲けのツールではなかったです。
でもパソコンの授業はあったし、理科の授業なんかでもパワポのスライドで説明したりする先生もいました。
これでも私はデジタルネイティブと呼ばれる世代です。
私は普段、設計の業務をしているため図面を書く・読むといった作業が多く、図面を扱うのは殆どCAD(※1)を使用しています。
ただ当然ですが元々はパソコンなんて無く、すべて手書き図面だったので
CADでしか図面を書いていない私に対して、同じ感情を抱いたとても不思議ではありません。
ましてやExcelやPowerPoint、LINEやzoomなんてツールも無かった訳ですから、より強い感情を持っているかもしれません。
つまり技術の進歩とともにやり方を変化させる必要があるので、内容に差はあれど上の世代の方々にとって若手が脅威になってきたのだと思います。
その分自分のできない分野が出来るので、”希望”として未来を託したくなるんでしょうけど。
温故知新という言葉があるように、世界は形を変えながらも同じことを繰り返しているみたいなので、コロナが落ち着いたらその辺をその世代の上司に聞いてみようと思います。
==彼らをキライにならないために、今からできること==
次に彼らをキライにならないために、自分に何ができるか考えてみようと思います。
一番は業務の効率化を進めて、ムダなことを無くすことですね。
これによって、そもそものやり取りの発端を無くすことが出来ます。
それと常にアンテナ張ってインプットする事、インプットした内容を咀嚼して意見を持つこと。挑戦する姿勢を持ち続けること
このあたりでしょうか。
様々な情報を入れて自分なりの考えを持てば、そもそも将来の予測が出来るようにもなり、準備をすることが出来るわけです。(今回で言うと、“ICT教育の加速で何が起こるか”ですね)
あと挑戦する姿勢とは書きましたが、要するに新しい物や人を知ることをやめない姿勢を持ち続けるという事だと思います。
その他にもやれる事はあるはずだし、考えも変化して結論も変わっていくかもしれません。いずれにせよゆっくり考え、実行していきたいと思います。
時間は20年残されているのだから。
==最後に==
私の40代の印象と言えば、
会社では上司から様々な要求をされ、部下からは反発されたり
家では家族から疎まれ、話があると思えば学費やローン・給料などお金の話ばかり。
新しい事を体験する機会も少なく感動もない中で、毎朝満員電車に揺られて日々が過ぎていく。
そんな印象でした。
もし自分が今そんな状況だとしたら、流行や経済動向、何もかもがうるさく感じてしまうだろうし、改めて40代の闘っている方々には頭が下がります。
自分は強い人間ではないので、将来の自分を助ける意味も込めて未来を考えている最中に思いついたことを今回書かせていただきました。
これを読んで少しでも20年後幸せに働くヒントになれば幸いです。
もっとも、2045年にAIが人間の能力を超える『シンギュラリティ』が提唱されていたり、
内閣府が2050年までに『ムーンショット目標』の達成を掲げていたりするため、そもそも新入社員や中間管理なんて概念が無くなっているかもしれませんが。
以上
長文駄文にて失礼を致しました。
※1 パソコン上で3D形状を作成したり、2D図面を書くことが出来る設計支援ツールの事。