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#映画
ハッピーエンドは1つじゃない(ネタバレ含む感想)
新元号になり、2020年になった現在であろうとも「結婚」は依然として女性のゴールとしての幅を利かせている。
ストーリーオブマイライフはそんな「結婚」という出来事に焦点を当てた映画だ。主要登場人物の4姉妹は結婚という出来事から色々な壁へぶつかる。この映画の原作は若草物語で、原作の舞台は1860年代のアメリカだが、この時代は今よりもさらに結婚というイベントは女性のゴールであり、命題だった。
かつてそこに国があった(ネタバレ含む感想)
かつてユーゴラスラビアという国があった。南東ヨーロッパのバルカン半島付近に存在し、「7つの国境、6つの共和国、5つの民族、4つの言語、3つの宗教、2つの文字、1つの国家」と形容された国だ。
そんな国がWW2から内戦で崩壊するまでを描いた映画が『アンダーグラウンド』である。描いている時代で分かる通り、戦争映画に分類される映画なのだが、大多数が想像する戦争映画とは異なる。雰囲気でいうなら現在公開
死霊を盆踊りさすな(ネタバレ含む感想)
2019年に駆け込みでスカイウォーカーの夜明けを見た。新3部作の完結編、そしてスターウォーズシリーズの完結編として銘打たれた本作は多大な期待と不安を抱えた作品だった。というのも、前作の最後のジェダイへの賛否両論が激しく、その監督であったライアンジョンソンがクビになり、フォースの覚醒の監督であったJJに再度お鉢が回ってきたというゴタゴタの後で作られた完結編だからだ。
そしてそんなスカイウォ
2019年個人的映画ベスト10
スカイウォーカーの夜明けを昨日見たので、やっと2019年独断と偏見に基づく映画ベスト10ができるぞ〜!ちなみにスカイウォーカーの夜明けはランク外である。理由に関しては色々と溜まったものがあるので今度感想で書こうと思う。
さっそく発表〜!今回はネタバレなし!
第10位 蜜蜂と遠雷
恩田陸さんの小説の映画化。小説の場面そのままが映像化されたかのような印象を受けた。一場面一場面に絵画の
嗚呼!我らが王よ!(ネタバレ含む感想)
今年、最も自分が熱狂した映画に感想を書いていない事実に気づき、急遽書いた感想である。今年最も熱く、荒々しく、神々しい映画とは何だったか。みなさんもお気づきだろうとは思うのだが、改めて言わせてほしい。そう、ゴジラ キングオブモンスターズ(以下、KOMと略す)である!!!!!!!!
元から私はゴジラが大好きだった。小学校の卒業式に回って来るプロフィール帳に「好きなものは(ゴジラとガメラとシャ
恋をしたから声を取り戻した人魚姫(ネタバレ含む感想)
昨日、友人にシェイプオブウォーターについて熱く語ってしまったので、これを機に感想を書く。
シェイプオブウォーターは大人のおとぎ話と表現するのがぴったりくる映画だ。おとぎ話と書いた通り、本作の土台はアンデルセン童話の「人魚姫」である。しかし当然、今回の設定は通常の人魚姫ではない。
ヒロインは掃除婦をしている生まれつき発話障害で声の出ない中年の女性、その友人は同僚で太めの黒人女性とゲ
曲がったキュウリにも真っ直ぐなキュウリにもなれない私へ(ネタバレ含む感想)
ハイローワーストを見た。相変わらずキレッキレのアクションとキャラの大渋滞、どうやって撮ったのか良く分からない迫力の映像などハイローに求めている要素が全部乗せでとても楽しめた。そして相変わらず治安がメキシコ並み。
今回はストーリーもとても良かったと思う。村山さんの大人への一歩と轟くんの成長譚、そして新世代組のデビュー戦として話がまとまっており、それぞれの魅力が出ていた。
ハイローは「
何かを成し遂げなくても特別でなくても生きていられるよ(ネタバレ含む感想)
アメリカンアニマルズ、すごく好きなタイプの映画だった。
予告から想像してた内容とはかなり違ったけど面白かった。多分、この事件についてあまり知らないほうが驚きがあって楽しめるかも。
内容自体はアメリカの中流階級にいる大学生たちが大学に保管されている12億円相当の書籍を盗もうとする話で、実際にあった事件を元にした映画だ。
この監督さんが、バカをちゃんとバカとして撮ろうとしているこ