タリバンって一体何?


 アフガン情勢が風雲急を告げている。米軍が撤退を始めて、タリバンが事実上政権を掌握した。イスラム教原理主義者のタリバン政権となれば女性の人権がとても気になる。タリバンは2001年アメリカ軍に追われて以来20年ぶりの政権奪取になるのだが、この間女性の権利は他の国々と同様民主化の方向で進んだと聞いている。しかしまたタリバンの時代になり、この点がどうなるのか世界が注視している。20年前イスラム法により女性は家事と子育て以外をしてはいけなかった。外に出る時は肌を見せない、男性の連れがないと外にもでられなかった。教育の機会も無かったのである。
 当時と違うのは今世界はネット社会になっている事。良い情報も悪い情報もあっという間に世界を拡散される。これは女性の強い味方になるはずだと願う。

 と、ここまで書いたのが数日前。
アフガニスタンのニュースが毎日入ってくる。その映像があまりにも過酷で言葉を失う。米軍の輸送機の中と外、街中の銃を持ったタリバン兵の様子、、恐怖政治が広がっている。女性のみならずアフガンの人々が心配である。イメージとしては北朝鮮だが、映像があるだけにこっちの方がショックが大きい。始めの頃は民主化したタリバンをアピールしていた様だが、今はイスラム法に則ると公言しているので一体どうなるのか。今自衛隊機が邦人保護、日本に協力したアフガン人(通訳さんとか)の帰国のために向かっているらしいが、平和理に帰って来れるだろうか。
 2021年になり、世界の一部でこういう状況を迎えているなんて想像もしていなかった。何という事だろう。

#アフガニスタン #タリバン#地政学的リスク#女性の人権

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