座敷童子
座敷童子(ざしきわらし)は、家の中に住んでいるとされる小さな妖怪です。見た目は、かわいい子どもみたいで、男の子や女の子の姿をしていることが多いんだよ。座敷童子は、ふだんはあまり姿を見せないけれど、ときどき家の中を歩く音が聞こえたり、子どもみたいな笑い声が聞こえたりすることがあるんだ。家の人がふとしたときに見かけるときもあって、そのときはすぐに消えてしまうことが多いんだよ。
座敷童子がいる家は、「幸せをもたらしてくれる」といわれているんだ。だから、座敷童子が住んでいると、その家の人たちは商売がうまくいったり、家族が仲良くなったりすることが多いんだって。でも、もし座敷童子が家を出て行ってしまうと、逆に不幸なことが起こることがあると伝えられているから、座敷童子を大切にする家もあるんだよ。
座敷童子はいたずら好きで、ものを動かしたり、隠したりすることもあるけれど、悪い妖怪ではなくて、むしろ家族を守ってくれる存在なんだ。だから、もし座敷童子を見かけたら、優しく見守ってあげるのがいいといわれているんだよ。