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狐(きつね)は、日本の昔話や伝説に出てくる妖怪で、ふだんは普通の動物の「キツネ」だけど、実はとっても不思議な力を持っているんだよ。狐は、人に化けるのが得意で、とくに美しい女性に変身することが多いんだ。見た目はまったく普通の人と同じように見えるから、近づいてもすぐには気づかれないんだよ。

狐が変身する理由はいろいろあるけれど、いたずら好きなところがあって、人間をちょっとからかうことがあるんだ。たとえば、道に迷わせたり、家のものを少しだけ動かしたりして、ちょっとびっくりさせるんだ。でも、狐は悪いことばかりするわけじゃないよ。むしろ、神社にいる「お稲荷さま(おいなりさま)」の使いとして、大切にされていることも多いんだ。お稲荷さまの使いの狐は、人々の願いを聞いてくれたり、農作物が豊かになるように守ってくれたりする、ありがたい存在なんだよ。

だから、狐はただのいたずら好きな妖怪というよりも、いたずら心もありながら、人々の生活に大切な存在でもあるんだ。昔話のなかでも、よく狐が登場していて、不思議な力で人を助けたり、時にはちょっと困らせたりしているんだよ。

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