福島第一の処理汚染水の海洋放出について

 8月24日午後1時から福島第一原発敷地にタンクで溜められている汚染水を東京電力は政府の指示により海水で希釈した上で太平洋に投棄を始めた。そしてこの投棄期間は40年とも言われてはいるが、そもそも、40年で爆発し、取出されていないデブリと水が接触している各号炉の廃炉が可能なのか。デブリを取り出せなければ汚染水は溜まり続け、海洋投棄は続く事にならないか

 今日、東京電力は17日間で30基分のタンク内の汚染水を海洋投棄すると発表したが、問題は無いのか疑問である。そして、一応に「基準値以下だから」と御用学者たちは安全・安心を振りまいてYahooなどでコメントしている。
 トリチウム一つ取っても安心とは私は思っていない。


 そして、上の画像で「トリチウム以外の大半の放射性物質を除去」と記してあるが、除去できない核種も多いのが事実である。それらを長年に渡って海洋投棄し、濃縮という事を考えれば生態系に影響が無いとはいえないだろう。それを最終的に口に入れるのは人間であり、いわゆる食物連鎖で内部被ばくに及ぶということだ。
 そして、近隣諸国としての中国は日本のこの海洋投棄に猛烈に批判し、日本からの水産食品輸入を全面的に禁輸した。韓国も野党が猛烈に批判している。この事はあたりまえだろう。さらに核実験されたマーシャル諸島などからも懸念の声が上がっている。
 さて、この記事のおわりに小出裕章さんの話しの動画をご覧ください。


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