柏崎刈羽原発の50万Vケーブルの交換について(2)
前回は引50万Vケーブルのスネーク修正について、少し触れましたが…
(下・東京電力の資料)
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これら交換した以前の50万VケーブルはOFケーブルでしたので、中に絶縁油が封入されていたので、重量も交換したⅭⅤケーブルとは違い、mにして40キロはあったでしょうか。
上の東電の資料に書いてあるように6,7号機以外のケーブルは、最初に「引き抜き」という工程があり、各・号機からのケーブルを切り離し、「引き抜く」のですが、人力での作業はケーブルを移動させるための通称「キャタピラー」(ケーブル送出機)という機材や電動コロという機材を使用して、別の開閉所の開口から引き揚げ、通称、ギロチンという油圧で切断する大型カッターを足場上に設置し、約2メートルくらいで切断し、同時に絶縁油を抜くという作業がまず、あるのです。
(下・松本純一整ギロチン)
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そして、これらの作業に伴い、狭くて暗い電力洞道内においてはケーブルを動かすために最初に足場を組み、トラフ内から足場パイプにケーブルを吊り上げて通路にセットしたキャタピラーやコロに降ろす作業から始まります。
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(つづく