なぜ海水で効率的に育つ作物がないのか

海水を農業に利用できると食糧生産ができていい。
しかし、植物に塩水をかけると枯れる。
現在の海水農業は淡水化や、比較的塩分に強い作物を使う方向で研究されている。
畑に海水撒いてると蒸発で塩分濃度が上がっていくから厳しい。
淡水化はエネルギーを大量に使う。
海藻を利用できないか?
実際海苔は養殖してる。
しかし、海藻には芋や穀類のように大量の炭水化物を蓄える種がない。
なぜか。
海藻は厳密には植物ではなく藻類。
海で育つ種子植物を海草という。
種子があるなら炭水化物や油脂が蓄えられており農作物として利用できるのでは。
しかし、海では海草は繁栄できておらず減少傾向。
海草より海藻の方が有利らしい。
陸上植物は土壌から根で養分を吸い上げ茎で養分を輸送し葉で光合成する。
海藻は海水に養分があるため体全体で養分の吸収と光合成ができる。
根からしか栄養が吸収できない植物は海藻に比べて不利。
種子植物はなぜ種子に栄養を蓄えるのか。
体の構造が分化してるせいでシステムが大きく、機能するまでのブートストラップが必要だから?
海藻は海中で育つから光合成効率が悪く、カロリー源としては期待できない。
海草のアマモはどうかというとこちらも海中で育つ。
稲作のように水田に海水を張って、葉は水上に出せると、塩分濃度増加問題と光合成効率問題が一度に解決できる。
しかし、そもそも海草の種数が少なく都合のいい原種が見つからないだろう。
アマモをゴリゴリに品種改良して稲みたいにできないだろうか。
海水の塩分自体に独立栄養生物のエネルギー生産速度をデバフする効果があるのだろうか。
細菌の活動が塩分濃度が高いと鈍くなるから代謝の速度が落ちるのは間違いない。
純粋にまずこれが海草にも効いてるんだろう。
植物だと海水は蒸気圧が低いから蒸散効率も落ちる。
海水を吸い上げて葉で蒸散させてたら葉で塩分が析出して蒸散も光合成も妨げられる。
これは潮汐や波を利用して定期的に洗い流せばいいのでは?でも生育できる場所限られるよな。

結論


塩分はクソ

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