詐欺にあった母が、今度は友人に利用されようとしていた

先にこの記事を読むとスムーズです。


母が詐欺にあった件の続き

母が詐欺にあった件をこの前、書かせていただきましたが、
実は、
その話にはまだ続きがありまして・・・

それは、母の友達?についてです。

実はこの件をきっかけに、母はその友達と絶縁することになりました。
かつては親しくしていて旅行まで一緒に行った仲でした。


利害関係のある友達

ちなみになぜ友達?の?がつくかというと、
何の利害関係もない友達ではなく、
母はその友達の証券会社のお得意さんで、
母とその人は、お客と営業担当、という立場だったからです。

もともとは証券取引の営業のため、
よく担当としてうちの実家を行き来する仲だったのですが、
うちの祖母からの長い付き合いで、
その営業の方が証券会社を退職して郵便局勤務になってからも
母は度々その人と仲良くしており、
何かノルマで必要、と言われたら母が助ける、
という仲だったからです。

なので、
もちろん母と仲良くしているといっても
向こうからすれば、母が自分のところの商品や利益になるものを買ってくれているから仲良くしているわけで、
純粋に何の利益もなくても友人でいてくれるわけではありません。

それがわかっていたのと、
とある有名宗教団体に所属する人なのもあり、警戒しつつも、
それでも、
祖母が亡くなって一人寂しくしている母に、
いくら今までの証券取引でのつながりとはいえ、
プライベートで花見やピクニックに連れて行ってくれたり
母と仲良くしてくれているその人を見て、
長い付き合いなので安心もしていましたし、
私がなかなか帰れない分、母に寂しい思いをさせないでいてくれて
本当に助かるな、
と感謝していました。



助言という名の勧誘


ところが、母が詐欺にあったとき、
まだ、
生活保護の申請が通ったわけでもないのに、
「どうせ生活保護で保険が免除にできるから、保険を解約して一時金をもらったら?」
などと助言して、
母はそれを信じて、私にも相談なく保険を勝手に解約してしまったこともあったり、
(母は通院歴があるので再びいい条件の保険を探すのはかなり苦労することとなりました・・)

他にも、
母が詐欺に遭ったことで本当に落ち込んでショックを受けているタイミングにもかかわらず、
何度も電話で、
「〇〇さん、〇〇さんの詐欺の件がネットニュースに上がったよ!」
「〇〇さん、〇〇さんの詐欺の件がニュースでやってたよ!」
などと、
何度も無神経に電話し、
そんなのわざわざ知らせる必要なんてないのに
まるで面白がっているかのように、何度も電話したり家に押し掛けてきたそうです。
(被害額がかなりの額だったので母の件はニュースで取り上げられたそうです)

挙句の果てには、
自分の入っている宗教に勧誘したり
当時、また転職して今度は不動産関係の職に就いていたようで、
「この実家を売って、賃貸に住んだら?」
など、
営業までかけてきたそうです・・

もちろん家を売る、というのは現実的な意味では確かにその通りな意見ではあるのですが、
一番ショックを受けているときに早速営業かけたり、面白がって電話・・
どう考えても、親身に母のことを想っていないですよね。
それどころか
詐欺でお金が無くなってからも
カモにしようとしているわけです・・・

そのようなこともあり、
さすがに目が覚めた母は、絶縁したそうですが、
そしたらまたしばらくして今度は、
自分の担当している保険を勧めに、
懲りもせずまた営業かけに来たそうです・・

まさか、母に今の保険を解約させたのは、
自分の保険を売りたいから・・・?

その件を聞いて私は、
二度とその人を家に入れないでほしい、、と母に言いました。

他者から見てもやっぱりおかしい

この母の友達?について、いろいろとほかの人にも相談してみたのですが
怖い見解が・・・
誰もが知っている某有名宗教団体の人なのもあり、
もしかすると詐欺グループとその人はつながっていたのではないのか・・・?
宗教の力があれば詐欺や隠蔽も造作ない、
母の資産は私も知らず、知っているのは証券担当だったその友達だけ、
しかもタイミング的には、
ちょうどその人と旅行に行って、帰ってきた直後に
その詐欺事件が起きました。
もちろん、
そこまで母を単なるカモとしか思っていなかったとは信じたくないですが、
でもありえない話ではないと思いました。

詐欺にあった当時は、インターホンにモニタがなく、
母はだれか来るたびにドアを開けてしまうという危ない状態でしたが
詐欺にあってからは、
防犯用の固定電話と、モニタ付きのインターホンに変えていたのもあり、
モニタにもしその人が映ったら絶対に中に入れないでほしいと
約束してもらいました。


母の交友関係の少なさ

ただ、
もともと母は交友関係が広くなく、
家でドラマを見たり小説を読むのが好きな母は、
これで母を外へ連れて遊びに行ってくれる友達がいなくなってしまったわけです・・・

これがもし仕事だったり他での趣味や活動をしていれば
そういったつながりも出来るのですが
母はもう20年近く、働かずに趣味でどこかの団体に所属することもなく
一人で過ごしていたので、これで、母は私しか頼れなくなってしまいました。

とはいえ頼みの私も
もちろん自分の家庭があり仕事があり自分のやりたいこともあり
母が何かあっても頻繁に駆けつけることはできず・・

親戚に頼んで、
たまには母を見に行ってあげてくれないか、と頼んだり、
母は昔、手話に興味があったので
母に手話サークルを勧めたりもしたのですが
なかなか、母も
一人での時間を大切にしたいほうなので、
あまり乗り気になってくれず・・・
今はよくても、この先どうしよう・・
というのが今の悩みです・・


できる限りの防犯対策はしたのと、
これ以上取られるものはないとはいえ、安心できません
精神以外は健康、というのがせめてもの救いですが、
歳を重ねて、何かあったら・・
また、
万が一、私のほうが先に亡くなってしまったら・・
と考えると、本当に不安ですが、
ただ、弱気になってもいられないので、
今できる最善の案、
遠くからでもなんとか援助できる方法は探すつもりです。

母にもっと友達や信頼できる人がいればな・・
と思うのですが
母は、youtubeでスノーマンを見たり、
好きなドラマを見て楽しく過ごしているようではあるので。
友達を作るということについては
それは母自体が強く望まない限り実現しないことなので
母がもし今の生活に幸せを感じているなら
せめてその幸せが続くように、願うしかないですね。


私の願い

ただ、ほんと、母は若いころから綺麗でしたし本を読んでいて頭もよかったので、友達を作ったり自分にあった人を探さず関わらず生きるなんて勿体ないな・・と思います。
神経質で、好き嫌いがあり内弁慶で言われたことを気にするタイプなので、
確かに誰とでも仲良くなれるタイプではないですが、
でも、
母と趣味が合う人もきっといるはずです。

私もかつては、家でずっと一人で小説書いたり絵をかくのが好きな内気な性格でした。もちろんそのときは小説が書けるだけで、
絵を描くだけで幸せでした、
でも、東京に来て、音楽や演劇や職場での仕事仲間や、
沢山の魅力的な良い人に囲まれて、
自分の人生が広がりました。
価値観も変わりましたし、
仕事の面のスキルアップももちろんですが
子供時代は喘息で声が出なかったのに歌えるようになり、
運動嫌いでしたが、
今では踊りや体を動かすこと、ジムやサウナにも興味が出てきたり、
自分では行かないであろうアウトドアやベーベキューやいろんな場所にも
他の人と関わることで沢山いろんな経験を積むことができました。

母も、せっかくまだ歩けて、行こうと思えばどこにだって行けるし
なりたいものなれるはずなのに、
楽しまないなんて勿体ないな・・と・・
ただ、もちろん人間関係が増えるということは
精神的に負担がかかり、万が一合わない人と出会ってしまった際に
母の精神状態が悪化するリスクもありますが、
趣味であれば、そのサークルや人間関係を抜けるだけでいいので
合うあわないは今はもう選択できるものを選べばいいのではないかなと思いつつ・・
でもそれは価値観の押し付けなので
もちろん母には言えませんが、
母を理解してくれる人、
少なくとも、
証券会社のあの人のように
母を利害関係でのカモとしてでなく、
趣味の合う、
本当の意味で心配してくれる友達が増えたらいいのにな・・
と切に願います。











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