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【RX 高岡】 2023.05.28 JBCF弥彦ロードレース 落車DNF

どうしても勝ちたいと思って臨んだレース。
結果から書くと、3.5kmほど走って落車でDNF。

意気込み

勝ちたいという理由は、優勝で400pts獲得すればJエリートツアーのリーダーになれるから。
火曜日に米国へ飛ぶので、来週に修善寺で開催されるレースで間違いなく逆転されて、リーダージャージ着てレース走ることはないけど、表彰式でリーダージャージを着るというのはロードレースやっていたら憧れる儀式。チャンスがあるなら是非狙いたい。

詳細は有料ブログの方で書こうと思うが、今日は勝てると自信を持っていた。ただ勝てると信じている時に限ってそううまくはいかないので、とにかく心を無にして、レースをフィニッシュするまで集中する。この一点のみにフォーカスした。

レース

コースは7kmの一般公道。試走で走ってみて、やっぱり公道レースは良いなと思った。激しい登りがあるわけではないけど、大集団スプリントにはならない確信はあった。特にラスト500mから登って、最後200mで勾配が急になっていくというプロフィールは完全に自分向き。

うっかりと逃げ集団を容認して後ろでローテが回らない集団でストレス溜めて自滅するというケースだけは避ける。多少脚使っても前へ前へで展開していけば必ず自分のレースにもっていける。

スタート後のニュートラル走行は最低限で、ほどなくリアルスタート。チームランキングトップのMinerva ASAHIの選手が1人スタートアタック。単独だったので反応なし。そのまま最前列スタートのミネルヴァの選手が集団を牽引して最初の小さな丘へ。単発では大したことない丘だけど、それなりのペースで10回登ればそれなりのポイントにはなりそう。
登り終わりから下って平坦に戻るまでの道が狭くて集団は縦に長く伸びるので、登り終わりで前方に居ることはとても重要。
最初の登りでペースが上がる中でもいつもより余裕を持って対応出来た。
その後の下りに入る前の道で少し番手を上げていく。
疲労が抜けておりウォーミングアップもしっかりやったので1周目から身体はよく動く。
3番手で下りに入る。コーナーとしては一番急な右の直角コーナーで入り口は3人並んで入らないだろうというくらい狭い道なので集団は一気に縦に伸びるポイント。そこを集団の3番手で入れたので絶好のポジション。
と思ったけど2番手の選手がイン側を攻めきれず路肩が荒れているアウト側に膨らみ、そこで道を塞ぐ形で落車。自分の目の前に選手が横たわる形になり、何も出来ずに前輪から突っ込む。
横たわる人間に前輪から突っ込んで、身体が前方に投げ出されて顎と肘・膝を路面に強打。とても動けるような状態ではない。手と足を強打したのでその場でうずくまることしか出来ない。
しかし3月の掛川とは違い、転ぶまでの経緯も今自分が置かれている状況もしっかりと理解できている。ただただ顔と手と脚が痛くて動けないだけ。

痛さもあるけど、このレースで勝つために準備して新潟まで遠征して、体調も非常に良いと感じていたレースで、何も出来ずに終わってしまった現実が受け入れ難いという悔しさも大きかった。
最悪ケースでは、アンバウンドグラベル、ニセコクラシック、その後のグランフォンド世界選手権まで影響するかもしれない。
自分は完璧にレースを進めていたと思っていたのに、たった一瞬の出来事で全てが吹っ飛んだ。

同じE1のレースに参加していた湾岸の井東さんとフリーダムの高山さんという2名が、倒れて動けない私の救助活動の為にレースを放棄して救護室に運ばれるまでずっと付き添ってくれた。本職が看護士さんらしく、医療従事者として大会関係者の方々と連携して、時には指示を出して的確な処置をしてくれた事には感謝してもしきれないほど。

車で救護室に運ばれてそこで応急処置を受ける。
脚も腕もゆっくりと曲げることはできるので骨には異常なさそう。2019年11月に手首を骨折した経験があり、その時の痛みを知っているので、たぶん骨は折れていないだろうということはわかったのがせめてもの救い。

擦過傷の治癒までに時間かかるし対応がめんどくさいけど、骨に異常なければ軽く自転車乗り始めるのにそう時間はかからない。

仕方ないとか運が悪かったとかでは済ませるべきではないアクシデントで終わってしまった。
このような事がなくなることはないけど、その頻度を減らす事は出来るはず。その為に自分に何が出来るかというのを考えて行動していきたい。

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