やっぱり愛を囁きたい・・・その⑦
いちき串木野市薩摩英国留学生記念館
《VUE8》 羽島崎で愛を囁く
おごじょ床とれ 枕は要らぬ
たがいちがいの おはらハァ
腕枕
お嬢さん、さあ床入りしようぜ
でも、枕はいらないって
おたがいどうしの
「腕枕」と洒落ようじゃないか
「鹿児島おはら節」より
《VUE8》 羽島崎
幕末、長崎で活躍したトーマス・グラバー。「グラバー庭園」は、長崎観光に欠かせない風雅な和洋折衷の館と庭です。
彼は薩長同盟や坂本龍馬との付き合いも深く、大量の銃火器や軍艦までを扱う武器商人でした。
教科書は書きませんが、幕末、甑島や串木野など九州の西岸付近には、中国・阿蘭陀(おらんだ)・英吉利(いぎりす)・仏蘭西(ふらんす)・亜米利加(あめりか)などからの船がひんぱんに行き来していたらしいのです。
幕末の頃、いちき串木野市羽島崎の小さな岩礁から、グラバー氏の母国「蘇格蘭(すこっとらんど)」を目ざして旅立った若い侍たちがいました。
「薩摩スチューデント」です。
(鹿児島中央駅の前に立つ像はメンバーを記念したものです)
今、いちき串木野市羽島の、その岩礁を臨む場所に「薩摩藩英国留学生記念館」が建っています。歴史のロマンに浸りながら、おいしいコーヒーとケーキも頂いて、お二人の大事なひとときをお過ごしください。