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〔 子守の唄 】 わが子可愛(むぞ)かや 子守(もい)を可愛(かわい)がれ 子守(もい)の憎(にく)さは おはらハァ 子に当たる わが子がかわいいなら 子守をかわいがりなさい 子守が憎しみを抱いたら わが子に仕打ちが当たりますよ まるで格言か俚諺(りげん)のような歌詞です。 鹿児島おはら節の特徴として、戯れ歌や艶っぽい仕上がりになっている歌が多いのですが、 「こんな、教訓めいた歌もあるんだな」 と、少し驚いたことを覚えています。
《 子守奉公 》 わが子可愛(むぞ)かや 子守(もい)を可愛がれ 子守の憎さは おはらハァ 子に当たる わが子がかわいいなら 子守をかわいがりなさい 子守が憎しみを抱いたら わが子に仕打ちが当たりますよ 「鹿児島おはら節」より このような危機的状況でも、なんとか村に踏みとどまった農民たちがいました。しかし、中には生活苦に耐えられず先祖伝来の田畑(でんばた)を手放し小作人となっていくケースが出始めます。