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〔 子守の唄 】 わが子可愛(むぞ)かや 子守(もい)を可愛(かわい)がれ 子守(もい)の憎(にく)さは おはらハァ 子に当たる わが子がかわいいなら 子守をかわいがりなさい 子守が憎しみを抱いたら わが子に仕打ちが当たりますよ まるで格言か俚諺(りげん)のような歌詞です。 鹿児島おはら節の特徴として、戯れ歌や艶っぽい仕上がりになっている歌が多いのですが、 「こんな、教訓めいた歌もあるんだな」 と、少し驚いたことを覚えています。
《 子守奉公 》 わが子可愛(むぞ)かや 子守(もい)を可愛がれ 子守の憎さは おはらハァ 子に当たる わが子がかわいいなら 子守をかわいがりなさい 子守が憎しみを抱いたら わが子に仕打ちが当たりますよ 「鹿児島おはら節」より このような危機的状況でも、なんとか村に踏みとどまった農民たちがいました。しかし、中には生活苦に耐えられず先祖伝来の田畑(でんばた)を手放し小作人となっていくケースが出始めます。
《 五木の子守唄 》
《 誰の目線からか 》 わが子可愛かや 子守を可愛がれ 子守の憎さは おはらハァ 子に当たる 「鹿児島おはら節」より
《 球磨地方こぼれ話 》 写真はあさぎり町にある「才園遺跡石室」です。 人吉市周辺は古来「球磨(くま)」と呼ばれ、古代から栄えた一帯でした。 ここに「襲の国」(鹿児島の北部一帯)を加えて「熊襲」(くまそ)という名を付けます。近畿にいる大王たちが、呼び名を通して怖ろしげなイメージを被せようと目論んだのが真相でしょう。 しかし、この石室に眠る大王のもとで豊かな文化文明があったことを示すように、才園遺跡からは金色の馬具類が発見されました。 古代の馬は今で言うならス