【祝詞】天之御中主神さまの祝詞 神通秘詞
神通秘詞
北極大和(だいわ)元気
天之御中主神さまは、大和の元の神である
神通変化
計り知れない不思議な働きをして
変化を及ぼす
紫微宮(しびきゅう)より
天地の間(かん)を経過し
萬物(ばんぶつ)を慈育(じいく)す
天之御中主神さまの住まわれる紫微宮から
天と地の間を行き来しながら、
万物をいつくしみ育てている
天に在りては、
日月明(じつげつめい)なり
天には、日、月、明星
地に在りては草木を生ず
地には草木が生えている
人に在りては
神識霊(しんしきれい)なり
人には精神と意識、氣がある
之(これ)を見て見えず
精神と意識、氣は、
見ようと思っても見えず
其声(そのこえ)を聞(きき)て、
形 見えず
その声を聞いても形は見えない
萬物 之に依りて生ず
すべてのものは、天之御中主神さまを
中心にして生ずる
二気(にき) 之に依(より)て廻る
陰陽も、天之御中主神さまを
中心にして廻る
人霊(じんれい)
之を亨(うけ)て動く
人の氣も、天之御中主神さまによって
支障なく、順調に動く
生々化々(せいせいかか)の祖
天之御中主神さまは、
自然が万物を育て宇宙の運行を
営むことをしている祖
神人(しんじん)の主
天之御中主神さまは、神と人の主
これを仰げば愈々(いよいよ)高く
之に随(したがひ)て
幽道を開き以(もっ)て
其の形を見む
(願主姓名) の
霊魂幽顕(ゆうけん)に
出入(しゅつにゅう)して
天気 巳(すで)に至(いたり)て
神霊(しんれい)
泥丸(でいがん)に降(くだ)り
神教(しんきょう)
忽(たちま)ち得て
品(ほん)を進め 寿(じゅ)を増し
体(たい)を保(たもた)ん
謹(つつしみ)て 神通を願ふ
神通秘詞は、
神仙に感応して神通を得ることを
願う秘詞です。