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【祝詞】稲荷さまの祝詞は、幸せ呼ぶ祝詞② 五狐神祝詞
五狐神祝詞
稲荷五狐神を拝することにより
神々に守られ仇成す人なく
人皆敬い恐れるとする
天狐 空狐 地狐 白狐
吾紫霊(あしれい)
稲荷五狐神(ごこしん)
●吾紫霊
または、阿紫霊狐
1~100歳
50歳になると、仙術の修行をする
100歳になると、地狐に昇格する
仙術とは、仙人になる修行
太山娘娘による試験を受け、仙術を学ぶ
人の姿になる方法、鳥の言葉を学ぶ
人の言葉を学んで仙人になる
太山娘娘 とは、泰山娘娘のこと
娘娘→にゃんにゃん、道教の女神。
碧霞元君(へきかげんくん)をはじめ
多数の女神がある。
その御利益(ごりやく)によって信仰される。
送子(そうし)娘娘(子授け)、
子孫娘娘(子孫繁栄)、
痘疹(とうしん)娘娘(天然痘を治す)、
催生(さいせい)娘娘(出産を促進)
眼光(がんこう)娘娘(眼病を治す)
などがある。
御衣今有也(ぎょいいまありや)
天皇の御召し物、神服が、今ここにある
日々に勤めて御衣を
拝し奉(まつ)り
神服を奉拝して日々に勤める
御統(みすまる)の
瓊(たま)なれば
誰(たれ)か恐れみ
不敬也(うやまわざらんや)
八尺瓊勾玉は、誰もが畏れ敬うに
値しないものか、いや、敬服する
真清(ますみ)の鏡なれば
何(いづれ)か
不守哉(まもらざらんや)
八咫鏡は、どれもこれも守るものでは
ないのか、いや、等しく守護する
草薙の剣なれば
何(いづく)に由久(ゆく)として
草薙の剣は何か事情があって
讐(あだ)なる人 有哉(あらんや)
かたきを切り捨てる時に使用するものか、
いや、そうではない
斎(ゆまわ)り慎み
三狐専女(さんこうとうめ)の
神(しん)
心身の汚れを去り神に仕えるため、慎み
調御倉(つきのみくら)
御稲御倉(みしねのみくら)
由貴御倉(ゆきのみくら)
天照大神や天皇の食事を司る
「御饌津神」(みけつかみ)
外宮についても、
「調御倉神(つきのみくらのかみ)は、
ウカノミタマ神におわす。
これイザナギ・イザナミ、2柱の尊の
生みし所の神なり。
また、オオゲツヒメとも号す。
また、保食神(うけもちのかみ)とも
名づく。
神祇官社内におわす
御膳神(みけつかみ)とはこれなるなり。
また、神服機殿に祝い祭る三狐神とは
同座の神なり。
故にまた専女神とも名づく。
斎王専女とはこの縁なり。
また、稲の霊もウカノミタマ神におわして、
西北方に敬いて祭り拝するなり。」
守莫失矣
(まもりうしなうなか)れ
どれも、守り、継承して
失ってはいけないものである