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昨日書いた詩「私は孤独なのか」について思うことをつらつら

昨日書いた「私は孤独なのか」について語る記事です。いわゆる自分語りですね。ダサいですね、ただ語ることを通して伝えたいことは詩の内容とは異なるので、詩もこちらの記事も読んでいただければコレ幸いです。

とりあえず、自分の記事へのリンクをば

まずは書いた理由ですが、知り合いが最近詩を書いていて、私も書いてみたい! と思ったからですね。まあ明るい詩のインスピレーションが全く浮かばなかったので、陰鬱な感じになって個人的には悪趣味で気に入ってます。

さて、タイトルから弄っていきますが、実は原題は「私の中でのクスノキさん」でした。タイトル自体はゲスの極み乙女。の「いこかなでしこ」の詩の中に出てくる「私の中のなでしこさん」をオマージュした(パクった)感じでした。
まあ語感が良いのと、撫子(なでしこ)も樟木(くすのき)も両方とも植物だからいいのかなって思ってました。ただ、よくよく考えるとクスノキという私の中での概念が普通の人には意味わかんないなって思い、タイトルを変えました。内容も少し変えました。

内容ですが、超単純で自分の人生の構成成分(人間)を1つずつ(1名称毎に)抜いていきます、遠い物から順に。自分の中で大事に思う人材、好きな人材が浮き彫りになっていく。そして、残るのは自分だけ。
途中に「恋人」を入れるかどうか、「家族」と「親友」の順番をどうしようかと悩みました。近年では「アダルトチルドレン」や「ネグレクト」もあって家族を一番の繋がりと考えるのも多数派ではないような気もして……。

まあぶっちゃけここまでは「自分」のみが最後に残るという事実を語るためのステップなんですが。

自分だけなんですよ、最後に残るのは。本当に。生老病死、どれをとっても誰かと乗り切っていると思い込んでいるだけで、本当は自分だけ。人間は1人では生きていけない。でも、それは社会構造としてであって、生物の循環としては個として独立している。
だから、自分を好きでいることが結局は最強なんだと思っています。ただそれは非常に難しい。私は正直、自分が好きかどうかで言われれば「好きかもしれない」としか言えない。自分を一番よく知るのが自分であるがゆえに、自分の苦手な部分もよくよく知っている。ジレンマですね。

私の憧れの人物は自分の中に支柱を持っていました。その支柱はその人物を確固たるものとする最強の支柱であり、その人物自身はその支柱を心の底から愛しており、支柱を通して自分のことを大事にしていました。

自分の心を何か(その人物で言うなら支柱)に投影して、その何かを愛することで自分を愛することは、回りくどくはありますが、自分を明確に「好き」と言えない私にとっては非常に理想的な心の在り方でした。
なによりもその支柱自体が美しかった。支柱とは書きましたが、実際にはただそこにある柱とは違う何かでした。常に成長し続けて日増しに太くなっていき、どんどんと安定性を増していく。その人物が寄りかかっても時に温かく時に冷たく対応してくれる。雨が降っても、強い日差しでも防いでいくれるそんな柱のような何かだった。

私はそれを見て、「樹木」のようだなと思いました。私はその人物を真似て、自分の心の中に苗を増えて大木に育てようと思いました。しかし、まあ憧れの人物が持っていたものですからね……まあ私の苗は成長が遅かった笑
焦りましたし、悲しくもなりました。でも、そんなときにとある言葉に出会いました。
それが「楠学問」です。意味は 「(樟(くすのき)は生長は遅いが、着実に大木になるところから) 進歩は遅くても、堅実に成長して行く学問。」というもの。私はそこから名前を貰って、私の中の樹木(その時は小さな若木)に「クスノキ」と名付けました。長くなりましたが、これが原題の意味ですね笑

私のクスノキは今はもう大木とまではいかなくても、それなりの大きさになって、私くらいなら雨や日差し、それ以外からも守れる程度になりました。私はこのクスノキを成長させたい。クスノキを愛することで自分をより好きになりたい。

その思いを込めて、この詩を書きました。皆さんは自分のことが好きですか? 好きじゃなくても自分の中に好きなものはありますかね?
私は自分のすべてを愛せない自分を受け入れて、投影されて雄々しく育つクスノキを愛することにしました。私の中のクスノキさん、これからも一緒に生きましょう。

付録①
私は理系だからか、昔から国語の「筆者の意図」を読み取りなさいが、嫌いでした。だって、プロ(作家)なら自分の伝えたいことをちゃんと伝えられるように書けよって思うからです笑 ですから、詩は詩として、解説は解説として書くことにしました。

付録②
ちなみにクスノキは樹木の中では成長が早い方らしいですね笑 おいおい、コンセプト崩れか?笑 でも、私の中にある支柱に愛着を持ててるのでこの名前のままにOKっていうことにしとこう笑

写真:「楠学問」の逆は「梅の木学問」らしいですね。写真は多分桃の花。

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