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奥の手を持つのが強いのはリアルでも一緒

必殺技って実はアニメにとどまらず重要な話。

今日は万年中二病の自覚がある私が話すリアルでの必殺技の話をしたいと思います。実は私はヒノカミ神楽を使えて黒閃を任意のタイミングで打てるんですよね……もちろん、嘘です。

さて、アニメや漫画を初めてとする作品の中で、バトル系に属するストーリーの中では大体の場合で「必殺技」が存在します。必殺技はその名の通り、必ず殺す技(もとい作中では戦いに勝つ技)として運用されています。大体の場合で、窮地のときに使って状況を逆転するような技であり、魅力的な必殺技の作品は伸びると言われるくらいにはヒットするのに重要なファクターです。

マジレスすれば、いやいやなんで窮地の状態で打つんだよ! 万全で元気な戦闘初期に使えよ! っていうツッコミをしたくなるのが私なんですが、それは作者も感じているのか、必殺技は窮地でしか発動できなかったり反動が凄かったりそんな設定が組み込まれてるのが最近の作品には多い気がします。ちなみに、「鷹の爪団」というアニメのヒーロー役であるデラックスファイターは、敵であり主役の鷹の爪団がその名を呼び「そうだ、デラックスファイターだ」というと即効で必殺技を打ちます。それはそれで醍醐味がなくて、他作品で必殺技が出し惜しみされる理由がわかる作品になっています笑

ではでは、本題として必殺技ってリアルの世界では存在しうるのでしょうか? それとも空想的なものなんでしょうか? 私の考えでは「悪い状況を打破する策」や「状況を好転させる手法」っていう意味では必殺技があると思います。ただそれはアニメや漫画のように万能なものではなく、作品よりも極めて決められたタイミングで効果を発揮すると思っています。

具体例を出すならば、「土下座」。今では安いものになりかけていますが、日本においてその行為はかなり屈辱的な行為だとされていて、することで屈辱を味わう代わりに許しを請うことが出来ます。営業における「ドア・イン・ザ・フェイス」「フット・イン・ザ・ドア」とかもそれに該当するような気がします。野球の投手が使う「決め球」と言われる球も他の球種に混ぜて使うことで実質的に必殺技のような役割を果たしていると思います。

何が言いたいかと言えば、中二病のときにみんなが憧れた必殺技とは違う顔をしながら世の中に存在しているということです。

いやー、必殺技って世の中に存在するんだ、中二病の私もこれにはホッコリ。っていうとこでは終わらせられないので、必殺技を持っておくことの最大の意義と必殺技を皆さんに伝授して終わりにしたいと思います。

必殺技を持っておくことの最大の意義は、心の余裕だと思います。普通に戦っていて、普通に取引をしている中で、必殺技を持っておけば、このシチュエーションに持ち込めば勝てるというモノを持っておけば精神的な余裕を担保することが出来ます。具体的には、「最悪、土下座して謝ればいいか」みたいな感じですね。必殺技とは窮地でこそ輝くもので、その窮地が訪れても自分が対応できるという自負はかなり強いと思います。

簡便に現実での必殺技の意義を話したところで、必殺技を伝授したいと思います。それが「強硬策の立案」です。先ほどの土下座もですが、1つの強硬策を実行をする気がなくても立案だけしておけば、それが心の余裕を生み出します。「最悪、土下座すればいい」「最悪、殴ればいい」「最悪、死ねばいい」、そんな普通に最悪の状況でも選択しないであろう強硬策を自分の選択肢に入れる。一見、意味がないようでこれが「必殺技」いやもっと奥まったモノ……「奥義」のようなものになると思うのです。

法やプライドによって封印された必殺技を持って毎日を生きることは結構推奨します。ただ大事なのは実行はしないこと。法やプライドとともに倫理観でも縛り上げて、必殺技を保有することはおススメです。

はい、今日の希哲学者でした。また不定期になんか意味の分からんことを書きます。

写真:絡まった海月ってそのまま一生を終えることもあるんだろうな

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