新興宗教って実は理にかなってるのでは?
時代の変化に追いつくのって難しいよねって話。
皆さんは何か宗教を信仰していますか? 日本人は無宗教の人が多いかと思います。また信じているとしたら、やっぱり仏教や神道という人が多いのでしょうか? 外国では一般的に何かしらの宗教を信仰しているとした方が奇異な目で見られないらしいので、私は一応、「神道」信仰ということにしています。ただ同じ日本人の友人には「見えざるピンクのユニコーン」って言ったり、「空飛ぶスパゲッティ教」と言ったり、してます笑
まあ「見えざるピンクのユニコーン」に関しては教義自体への共感度は高いので信仰していると言っても過言ではないかもしれません。
さて、そんな中でも、比較的に新しくできた宗教を「新興宗教」と言いますね。ただ、ほとんどの新興宗教はどこかの宗教の分派であることが多く、教典が同じであることも多分にあります。そもそも論、ユダヤ教(ヤハウェ・旧約聖書)とキリスト教(ゴッド・新約聖書)とイスラム教(アッラー・コーラン)はすべて同じ 一神教であり、教典も神も呼び名が異なるだけで基本的には近しいものがあります。これらの宗教において違うのはおそらく教典への解釈と信仰を示す行為であると私は思っています。
さて、話を戻して、新興宗教ですが、新興宗教とは多くの場合でヤバイと言われがちです。お布施が高額であったり、危険な思想を孕んでいたり、一昔前ではアパートのドアを開けたら、「神を信じますか?」と聞いてくる人がいましたね、いや今もいるか……。
ただ結構大事なのは先ほど言った点であり、教典つまり元の考えになるモノに対しての解釈と信仰心の示し方の異なりが大事。
私の考えにおいては、宗教というものを広めるつまりは布教するためには、流行を正しく取り入れる必要がある。現在のコロナ禍は宗教が流行しやすい環境とされますが、それは人々が「救いを求めている」というニーズに宗教が一致しやすいからであると思います。
つまり、ある程度の規模で信仰が広まる、布教が成功する宗教とは時代のニーズに合わせた解釈や信仰心を捉えたことが出来ているって言うことなんじゃないでしょうか?
というよりも、新興宗教が生まれるのは自然な話としたほうがいいのかもしれません。時代が変化する⇒今までの宗教の教えではそれに対応できなくなる⇒今までをベースに解釈などを変える、つまり既存の宗教の分派または新興宗教の誕生。
新興宗教の利点と問題点とは恐らく教えと金の流れなんじゃないかなと思います。分派ではなく、新しく独立することで、頂点の場所が変わる。そうすると、重要視すべき教えは元の宗教とは異なり、新興宗教を立ち上げた人の教えになる。金についても、総本山に流れるはずだったお金(お布施)が最高でも立ち上げた人にしか行かない。
そういう意味で、既存の宗教は新興宗教の存在を認めなかったり、統制という意味で国も新興宗教に否定的であったりするんだと思います。
しかし、ここまで肯定的な意見が多かったと思うんですが、これは新興宗教is素晴らしいっていう話ではなく、「できるのは自然だよね」「できるのは理にかなってるよね」っていうことです。新興宗教の良し悪しは語っていません。次はそこを少し話します。
ぶっちゃけ「強い」新興宗教ができにくいはずです。理由はさきほどの既存宗教や国によるものもあると思いますが、そもそも既存宗教が時代の変化に合わせようと努力している点や宗教への信仰心が薄くても容認されうる時代になったからです。もしも今の宗教の教義に賛同できなくても、賛同できる部分だけライトに賛同しよう。まさに日本はこれとも言えますね。
そして、新興宗教の良し悪しですが、それはもう宗教によりますね笑 元も子もない。ただ先ほどの1段落を書いた意味はあって、大衆的で時代の変化にも遅れはあるかもしれないが対応する既存宗教から溢れる人材が集まる新興宗教とは、マイノリティなのは間違いないのかなと考えます。
大衆から異端とされる思想集団の集まり、それははっきり言うならば危険思想・過激思想の温床になりやすいのも事実。だから、私が思うに「新興宗教は危険」というのはあながち間違いではなく、正しく言うならば「新興宗教は危険思想を孕みやすい環境にある」と考えています。
ではまとめとして、今回の記事では
・新興宗教(または分派)が出来るのは自然なことで、出来る過程については理にかなっている。
・ただし、その教義や行為については非大衆的なものが集まりやすいのは事実だと思う。
という話でした。
最後に蛇足として、「見えざるピンクのユニコーン」について。
簡単に言えば、有神論に対して懐疑的な人や無神論者が立ち上げた例証みたいなものですね。まあ名前からわかるように、伝説上の生物に見えないに色がついている。有神論を名前からパロディカルに皮肉ったものになります。
そういう意味で私に合っています、無神論者と言って差し支えないのが私なので笑 ただ神道について、神道を否定するわけじゃないですが、元になった人物たちが神格化された昔話だと思うと、非常に興味深く無神論者の私でも信仰に値するので、神道に限らず多神教は結構好きですね。
写真:SCP-3000 アナンタシェーシャ
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