とりあえず、言ってみるのも「あり」
自分で自分を褒めてあげたい話。
ふと思い出したことがあって、自画自賛してたんですが、せっかくなのでそれについて話してみたいと思います。
ちょっと前に実は就活をしていたのですが、とある面接で自分が全く用意していない質問をぶち込まれました。質問内容は「海の生物にあなたを例えるとなんでしょうか?」
……はい? ってなった記憶があります。動物に例えると、みたいな質問はひな形としてそれなりに聞きますが、海の生物縛りはかなり困りました。
とりあえず、頭の中で検索をかけたのですが、魚が通り過ぎていくばかりで何も浮かなばない。どうしよ……と思った矢先に思いついたのが「クラゲ」でした。いやでも、クラゲは理由を答えづらいかな、と思って再検索して引っかかったのが「イソギンチャク」。もう一回検索しようと思ったのですが、検索した瞬間にまたクラゲが出てきて、もうこれは「クラゲ」と「イソギンチャク」の二択だなって思いました。
私はイソギンチャクと答えました。まあ反応はやっぱり「うん?」って感じでしたね笑 まあ今になって冷静に考えたら、やっぱり魚の種類を答えるべきで、ブリあたりがよかったのかなって思いましたね(出世魚だから)。
予想通り、理由を聞かれて私が答えた内容は意外な出来でした。
「イソギンチャクは固着性の生物で、エサを待ち続けます。そういう部分が辛抱強くチャンスが来るのを待ち続ける自分の性質に似ていると考えました」と答えました笑
普通に咄嗟に出た割には出来が良くてびっくりしました。上手いこと、イソギンチャクの性質をうまく拾い上げられたな―と思ったものです(自画自賛)。また書面での自己PRで辛抱強いとこに触れていたのもあって、互換性があってそこもよかったなと思いました。
さて、ここから本題ですが、こういうのもありなのかもなと思いました。直感的に浮き出てきたものに後付けで理由をつける。そして、その理由付けが自分の無意識で行われてた思考プロセスなのかもしれないです。
よくよく考えると、心のどこかで辛抱強い部分を言いたくて生物を探していたのかもしれないですし。最初に出てきたクラゲも何かしらの意図があったのかなと思いました。
で、クラゲについて考え直したら、それが何か気付きました。私は自分に似ている海の生物は確かに「イソギンチャク」かもしれないですが、「クラゲ」は理想だったんじゃないかなと。
私は昔から考えすぎてしまうことが多く、それをコンプレックスに思う節がありました。クラゲのようにプカプカ、流れのままに生きることにどこか憧れを感じていた。クラゲが最初に浮かんだのもそういうことなんじゃないかなと思います。
きっとパッと思いついた直感的な回答にもどこか自分の中でちゃんとした無意識下での思考プロセスがあって、そこにたどり着いている。余裕があるときに直感を優先させる必要は皆無だと思いますが、時間がない時は自分の直感を信じてから、それをあとで検証するというのも全然「あり」だと思うエピソードとなりました。
直感力を磨いて、よりロスの少ない人生にしていきたいですね。
はい、今日の希哲学者でした。また不定期になんか意味の分からんことを書きます。
写真:躍動感
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