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今だから先入観を消し去って聴いてほしいカッコいい先達の曲!「冬」特にサビ!
こんにちは。
お正月明け、だんだんいつもの生活に戻って来た感じでしょうか。
いかがお過ごしですか?
今日は若い皆様に、
そして昔、学校やCMでいろんな音楽を聴いてこられた皆様に、
イメージや先入観、固定観念を外してぜひ聴いてもらいたい「超絶かっこいい音楽」のご紹介を。。。
その曲は、ヴィヴァルディの四季の「冬」!
ビバルディの四季は、小中高の音楽の授業で
音楽鑑賞の1つの課題としてどこかで聞いたことがあると思います。
また、昔は数多くのテレビコマーシャルやドラマや映画、いろんなところで流れていた曲です。
自分もヴィヴァルディの四季の曲は、有名なテーマやサビを聞くと、「あの曲か」と思い出す車のコマーシャルのイメージが湧いたり、
その時の退屈だった音楽の授業が即座に思い出されます(^◇^;)
そして最近のこと。
ある楽団の演奏風景が動画で回ってきて、
何気なく演奏を見て聞きました。。。が。
その時の衝撃!
なんてかっこいいんだろう。。。
本当に驚きました。
そして、自分の中の先入観、固定観念が、
いかに自分の自由度を下げ、
素晴らしい芸術や音楽を感じさせなくなっているのかに気づき、はっとしました。
「あの退屈で嫌な授業で聴かされた音楽だ!」
「あの車のコマーシャルの音楽だ!」
「あの映画の音楽だった!」
そんなイメージで曲が固定されていたのです。
まっさらな、
今初めて聴く音楽に触れる、
と思ってクラシック音楽を聴いてみると、そこには全く違う世界が見えました。
今日はそんなお話です。
ぜひ、そしてこのヴィヴァルディ作曲の四季の「冬」のサビの部分を特に聴いてもらいたいです!
かっちょええのです。。(T ^ T)
(2曲とも1分09秒あたりから1回目のサビ!
一つ目の演奏の3分15秒あたりまでが「冬」です。
どちらの演奏家も素晴らしく、迫力と気迫と集中力が鳥肌ものでカッコ良すぎます。
2曲目のバイオリニストはChistian Li。彼は2018年のメニューイン国際コンクールでは10歳で史上最年少優勝を果たし、13歳で指揮振りして演奏しヴィヴァルディの四季のアルバムを出したそうです(^◇^;)いろんな人がいますね。世界には。)
サビだけ聴いたら「あ!あの曲か」となるかと想います。
そして先入観を消してまた「冬」の最初のところから聞き直してもらいたいです。
サビはすんごいのですが、そこに到達するまでの「冬」の音がまたカッコいいのです。。
例えば「冬をイメージして曲を作ってみてください」と言われたとします。
その時どんなイメージでどんな音を鳴らそうか
頭の中で想像するとします。
その時にこんな音がひらめくのだろうかと。
作る側になると「こんなの作れない」となる創造性あふれる展開の曲なのです。
私は自分の中でものすごく衝撃でした。
その土地の冬が厳しく辛い雪の多いものだったとしたら、厳しい音楽になるでしょうし、
冬に残る記憶が厳しいものだったらまた激しい冬の音楽になるでしょう。
また冬でも穏やかな冬木漏れ日を感じる、
冬に暖かい記憶の残る人はそれを描きたかったらまたその音楽も全く違ったものになるでしょう。
そんな音の表現をしようとした時、ヴィヴァルディはなんでこんなかっこいい音がチョイスできるんだろうか❗️と言う衝撃。。
ただ音楽の授業の音楽鑑賞で嫌々聴かされていたあのヴィヴァルディではなく、
また車のコマーシャルでイメージ付けられたただ流れていくイメージソングではない、
生きた音
はねる音
躍動感に溢れる音楽❗️
これは一旦、過去の観念やイメージを取っ払ってて聴かないと、そんなふうに自分は感じられなかったと思います。
突然、おススメで上がってきて、
何も考えずに映像と音楽に集中したので、
激しく心の琴線に触れるものがありました。
そういう意味で音楽を教えるものとしても、
先入観を与えない、固定観念を与えないで、
でも音の素晴らしさ作るときのイメージの広がり、豊かさの想像力をワクワクかき立てるような入り口があることだけは伝えられたらと思いました。
もっと音楽を楽しめたり、自分の中にその音楽を入れる新しいスペースが生まれる伝え方が大事だな、と。
音楽を教えるものと書きましたが、偉そうなことは言えないですし、
自分はパンクやヘヴィメタルやアニメや映画音楽が好きでクラシックとは全然違うジャンルの音楽が好きなので造詣が浅いです(^◇^;)
とは言え、クラシック音楽に人生の中で何度も頭をカチ割られるほどの衝撃を受けたかっこいい曲には巡り会ってきました。
今思うと毎回その音楽に衝撃を受けた瞬間というのは、
コマーシャルや何かのイメージソングで知らなかった曲ばかりだったと思います。
まっさらな状態で初めて聴いて
「何なんだこの曲!?」と衝撃を受けた感じでした。
歳を重ねたからというのもあるかもしれませんが、前はそこまでわからなかったクラシックの良さがある日、ピコンと心の琴線に触れることが増えたのかもしれません。
前にはわからなかった音を、
多次元的に多層的に音を感じられるようになるので、歳を重ねると言うのも悪くないですね^ ^
「冬」という曲を、もし自分がイメージするなら、もし自分が音楽を作れるとして、
そしたらどういう風な音を選ぶんだろうか楽器を選ぶんだろうか。
暗い曲になるんだろうか。
激しい曲になるんだろうか。
厳しさと強さを描くのだろうか。
そんなふうにイメージして想像力を膨らませてでもまっさらな状態でぜひよかったら聴いてみてください。
そうすると、自分とヴィヴァルディと世界とが広がって混ざって、この曲との接点が何か化学反応を起こしてくれるのではないかと思います。
もちろん
「この曲は好かん!」でも良いわけですし^ ^
まさか自分がクラシックの良さをススメる日が来るとは思いもしませんでしたが(^◇^;)
自分は子どもの頃からバンクの音楽に助けられて生きることを乗り越えられた人生だったのでやっぱりパンクが大好きです。
今は対岸だったはずのヘヴィメタルも大好きになりました。
皆さんはどんな音楽がお好きでしょうか?
音楽は人生の辛い時、悲しい時、寄り添ってくれて一緒に歩む友達です。
そんな音楽の中に先達のかっこいいサウンドもぜひ招き入れてみてください。
バッハもかっこいいですよ。
また、たまにふらりと
「のけぞるかっこいいクラシック」もぶち込んでみたいと思います。
ぜひ皆さんも楽しい音楽ライフを送ってくださいね。
いつもありがとうございます。
今日も楽しい時間をお過ごしください。
戸張碧月